親子関係は、絆と葛藤が併存する。
人間関係の原型なので、大人になってからいろんな問題を生む。
特に同性の親子は問題になりやすい。
センターピースでも、母娘の関係で悩んでいる人が多いので、まとめておこう。
母と娘の関係は、大きく分けると2パターンある。
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1,母>娘
母親に振り回される娘のパターン
母が暴君で、娘は奴隷や召使。
母親が否定的な言葉を投げつけて娘の自己肯定感を傷つける。
母親が誰かの悪口を思いついたまま言う。
友達、親戚、さらには父親の悪口。
それに対して、聞きたくないのに
黙って聞く、そうだよねなどとあいまいなあいづちを返したり、
全く賛同していないのに、共感してみせたり、
などの受動的な反応しかできないと、娘は自己表現ができなくなる。
ストレスを抱え込み、ついには隠れて自傷などをする。
2,娘>母
娘に振り回される母のパターン
娘が暴君で、母は奴隷や召使。
娘は愛情が足りていない、かまってくれないと非難する。
それに対して、母が娘の気持ちを理解しない、寄り添わないと、娘は問題行動を起こす。
問題行動とは、不登校、引きこもり、自傷や過食嘔吐などで過剰なアピールをすること。
※問題行動の理由は必ずしも愛情が足りないと言う理由ではありません。
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この母と娘の問題は、パートナーシップにも反復して出て来る。
1の娘は、母親のような男性と付き合い、男性に振り回される。
2の娘は、母親のような男性と付き合い、男性を振り回す。
このようなパートナーシップでは、二人の距離がとても近く、一見すると仲が良いようにも見える。
しかし、実は二人の間で喧嘩が絶えず、別れたりくっついたりを繰り返している。
パートナーがいるから他の活動を制限しているということもある。
第三者に愚痴としてこぼしたり、相談したりする。
それでいて母娘のときと同じように、第三者の介入を拒むという特徴もある。
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どうしたら解決に向かうのか?
まず、客観的に何が起きているのか、どういう関係になっているのかを知ること。
そして、共依存関係になっていることを理解する。
お互いに自分の欠乏した自己肯定感やつながり感を、相手によって埋めているのだと知ること。
二人の距離が近いことは、二人にとって不幸なのだと知ること。
これらを理解したうえで、関係が近い場合は距離を取ることが役立つ。
相手を救わなければいけないと思い込んでいる場合もあるので、
救う必要はないことに気づくことが必要となる。
しかし救わなくてはいけない相手だと思い込んでいるので、第三者が教えてあげるとはっと気づける場合もある。
ただし、依存しあっているので、第三者の介入を拒むことが多い。
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こうした相談は何人も乗って来たけど、
結局、世代を超えて母親との関係から続いている。
つまり、母と娘のこじれた関係は、母の母親との関係から来ているのだ。
母親との関係をこじらせたまま、娘が結婚し、母となる。
そして、娘との関係をこじらせる。
これを「家系の問題」と呼んでいる。
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