祈りのパワーについて書いてみようと思う。
再現性を重視するターボさんらしくないと言われそう。
祈りの言葉を書いていた時期がある。
10年ほど前までメールのフッターなどに
「どんどん幸せに成功するあなたになりますように。」
という文章を書いていた。
毎回キーボードで打って書いていた。
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祈りの言葉には効果がある。
あなたが愛のこもった祈りの言葉を発した瞬間に、宇宙にその波動が伝わる。
その波動はあなたのオーラを含めて、周囲の人のオーラに影響を及ぼす。
宇宙はその祈りを受け取り、実現するサポートを始める。
それは瞬時であり、同時である。
つまり、あなたは祈りを”体験”することになる。
祈りが宇宙の意思に沿ったものであればあるほど、現実化とあなたの変容につながる。
というそれらしいスピリチュアルな説明を書いてみた。
実際はもっと人間心理に働きかける効果がある。
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祈りは、「どんどん幸せに成功するあなたになりますように。」のように、「〇〇になりますように」という言い方だ。
これを思っているのは犬飼ターボであり、対象はこの文章を目にしている人だ。
なんとぼやかした言い方だろう。
逆にもしこの言葉がこんな言い切り型だったらどうなるだろう?
「私の目指しているところは、あなたを幸せに成功する人に変えることです」
これは目標だ。
これを人に向けるのはちょっと押しつけがましくなる。
読んだ人の心に「勝手に変えるなよ」という反感が出て来る。
まるであなたは幸せに成功しない人だから、私がそんな可哀そうなあなたを変えてあげるのだと言っているよう。
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この言い切り型だと発している自分にもプレッシャーが生まれる。
相手を幸せに成功する人に変えなくちゃいけない、という思い込みが生まれる。
自分がどう変わるかを宣言するのは、その人の問題で完結するので問題がない。
しかし、相手をこうする、相手をこう変えるとなると、相手の承諾なしに勝手に変えることになり、人間関係で問題が起きるのだ。
これを救済者パティーンという。
つまり、「私の目指しているところは、あなたを幸せに成功する人に変えることです」だと、ちょっとやばくて面倒くさい奴になるのだ。
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「○○になりますように」という祈りは、ちょうど良い加減になる。
それを向けられた人も柔らかく感じるし、目標ほど明確ではないので自分を追い込まずに方向性がいい感じで絞れる。
幸せに成功するような人にしよう、という意識を調整できる。
人間は何をするのか。どこに向かうのかを焦点を絞ることで行動に一貫性が生まれて、実現が早くなる。
そして、周りの人もあなたの向かう方向を知ることになり、協力が得られやすくなる。
情報が集まったり、声がかかったりするようになる。
マーケティングでいうブランディングになるのだ。
この人間心理が分からない人は、引き寄せの法則が働いた!と感じるだろう。
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「あなた」という言葉だと読んだ人が抵抗を感じそうな場合は、「みんな」とか「人々」にするといい。
と考えると、
「世界人類が平和でありますように」
ってすごい秀逸な祈りの言葉だよね。
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