経営の質問をされたので書いておきます。
「経営の才能を身に着けたいのですが、どうしたらいいですか?」
という質問をされて、おもわず「能力じゃなくて才能?」と聞き返した。
自分には経営の才能がないと思うのでその方法をターボさんに聞いてみたかったらしい。
まずね、その人が経営と言って何をイメージしているかで話が変わってくるのだ。
経営者にも2種類ある。
ひとり経営者と組織経営者だ。
結論から言うとこうなる。
- 一人でやっていくのなら才能は要らない。
- スタッフを雇って組織を作るとなると才能が必要になる。
経営者というと従業員を雇っている社長さんをイメージしがちだけど、「社員は一人もいません」という社長さんはたくさんいる。
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組織経営者は多くの人の上に立って意思決定をしていくことになる。
共感能力が高すぎると一人一人の気持ちを感じすぎて全体にとって有益は決定ができなくなる。
例えば、あなたが今のコロナの状況で総理大臣になったとしよう。
緊急事態宣言を解除して、経済活動を再開させるかどうかを決めなくてはいけない。
倒産や失業が増え、経済界からは悲鳴が上がっている。
一方、コロナを怖がる人たちは緊急事態宣言を続けてくれと言う。
どう決めても批判や不満が出てくる。
多くの人の上に立つと、みんなを満足させる意思決定はできないのだ。
経営でもそういう場面は何度もあって、ルールを変えたり、仕入先を変えたり、従業員を辞めさせなくてはいけなくなったりもする。
不満が出ないようにとか一部の人を可哀そうだとか言っていると経営自体が崩壊してしまう。
周りの人の気持ちに左右されずに目的に沿って物事を決められるというのは、個性が関係しているので才能なのだ。
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ひとり経営者の場合はそれがない。
ほぼ関係者がいないので、自分の利益だけ考えれば済むのだ。
長期的に自分の利益になるのか、ならないのかで判断すればいい。
また、生活に必要な利益も大した額ではない。
1000人の従業員に給料を払うことを考えなくていい。
だから経営の才能はとくになくてもいい。
必要なのは、経営の知識と技術だ。
1,顧客を設定する
2,自分の商品、サービスを作る
3,価値を説明する
これが経営の3つの柱だ。
「経営の才能がない」と悩んでいる人は、そもそも経営を学んでいないことが多い。
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覚えておくといい法則がある。
「稼ぎたい年収の2倍をその仕事を学ぶために使う」
例えば、経営者として年収1000万円を稼ぎたいなら、最低2000万円を使って学ぶようにする。
100万円稼ぐのを目標にしているなら、200万円をかけて学ぶ。
これはずっと昔に聞いた法則だけど、今になるとまったくもってその通り!だと思う。
2000万円くらい使って学べば、その直後ではないにしても年収1000万円くらいにはなるのだ。
え?2000万円もセミナーとか本で学ぶの?高い!と思うかもしれないが、ごくあたりまえのことなのだ。
学校はサラリーマンとして働くための学びだ。
大学まで行くと900万くらいかかる。
それで、だいたい平均450万円の年収になるわけだ。
結局、学費は年収の2倍なのだ。
資料:文部科学省 学費
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/siryou/__icsFiles/afieldfile/2013/01/30/1330218_11.pdf
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もしあなたに才能があれば、学んだ学費の3倍4倍になる可能性がある。
稀に「何も学んでませんが経営者として成功しています」なんていう華やかなスターがいるが、彼らは才能があるのだ。
そういうカリスマ性のある人に惹かれる気持ちはわかる。
でも彼らを普通だと思わないほうがいい。
彼らは経営の天才なのだ。
99%の経営者は才能が特別あるわけではない。
普通の人たちが地道に学んで成功している。
ただそういう人たちは、成功する方法を教えるブログを書いたりYoutubeで語ったりはしないのだ。
経営の3つの柱について学びたければ以下の2冊をお勧めする。
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