Pokekara (ポケカラ)というスマホのアプリでカラオケを楽しんでます。
 
iPhoneに付属のイヤフォンさえあれば録音できるのですが、やりこむとこんな不満が。
 
・大きな声で歌うと音割れするあせる
・音がこもりがちあせる
 
iPhoneのイヤフォンマイクは、会話用に作られているため低音と高音域がカットされていて音に広がりがありません。
そもそもイヤフォンは会話用なので仕方がありません。
普通のボーカル用マイクを使ってもっといい音で録音したいなあと思っていました。
 
ネットでいろいろ検索したのですがどうも分かりにくい・・・。
で、結局この構成が一番簡単だよっていうのが実際に揃えてみて分かったので書いておきます。
検証してませんが、この方法はポケカラだけでなく他のカラオケアプリでも同じように使えると思います。
 
 

1、もっともシンプルな組み合わせ

 
 
もっともシンプルな構成はこれです!
節約すれば2万円以内で収まるでしょう。
マイクにこだわっているので、写真と同じものを揃えると総額で26,000円くらいかな。
図にするとこうなっています。
 
 
 
この機械がポイントです!!
 
PreSonus AudioBox iOne
 

 

 

この機械に、iPhoneとマイクとイヤフォンをつなげばOK!

 

iPhoneを直接接続できるのはこのAudioBox iOneくらいだと思います。

というのも他の機種ではアダプター(カメラアダプター)が必要になるらしいです。貴重!

 

ただし、普通マイクにはマイクコードは付属していないので別に買う必要があります。
XLRコネクタのオス-メスならどのケーブルでも使えます。
写真のコードはこれ。

 

 

iPhoneの設定は要りません。

つないだらiPhone側で認識してすぐに使えます。ありがたい!

 

写真ではイヤフォンをさしていますが市販のヘッドフォンでもOK。端子は6.3ミリの太めのやつ。

イヤフォンのジャックは3.5ミリの細いタイプなので写真にあるゴールドの部品のような変換アダプターが必要です。

こちら。

 

 

 

これで、カラオケの曲と自分の声を聞きながら歌うことができます。

 

裏から見た写真。
 
裏にはいろいろ差し込む端子があるけど、電源iPhoneをつなげばOKです。
 
★ポイント
電源アダプターの電圧が足りないと動きません。
最初は古いアダプターを使ったのですが、PWRの青ランプが点滅したままでなぜか音が出ず困りました。
 
 
 
2、マイクについて
この組み合わせの何がいいかって、好きなマイクを選べること!
AudioBox iOneは、ダイナミックマイクにもコンデンサーマイクにも対応しているので、好みのマイクが使えます。
上の写真は、SHUREBeta58Aというスタジオ・レコーディングでのボーカル収音のために生まれたマイク。
 
このマイクは声量が大きめな人にはピッタリです。
高音の男性ボーカルやパワフルな女性ボーカル向き
ロックやハードロック系に適したかすれやざらつきの混じった声を拾い上げてくれます。
逆に優しいバラードなどを歌うと滑らかさや低音が足りてない感じになります。
 
5,000円くらいのマイクでも、イヤフォンマイクに比べたらどれでも音が良くなった!と感じると思います。
 

しっとりした声も録音したいなあなんて欲が出てきまして、最近買ったのがこのコンデンサーマイク。

 
 
MXL-V67G
 
女性ボーカルなど中高音の温かみのある音が特徴です。
コンデンサーマイクという電源を必要とする代わりに小さな音も拾ってくれる種類なので、息づかいなどとても細かい音まで拾ってくれます。
空気感を再現してくれます。ピアノ伴奏などで優しく歌う曲などは合います。
 
コンデンサーマイクを使うときは、この「48V」のボタンを押します。
 
 
コンデンサーマイクは手に持って歌うと、握った手の音(ハンドリングノイズ)を拾ってしまいます。
じっと動かないで歌うならただの元からついているねじ式のホルダーで大丈夫です。
写真では床からの振動音を拾わないようにするサスペンションホルダーを装着しています。

 

 
 

3、そのほか録音ブースなど

なくてもいいけどあると嬉しいもの。
 

次々に買い足していった結果、現在のポケカラのための設備。
 
コンデンサーマイクは、エアコンや部屋の反響音など小さな音も拾うので、こういう録音ブースも買ってしまいました。
 
image
 
ドーン!
本格的な録音ブースって感じです。あると気分が出ます。グッド!
 
 
image
 
SHUREのBeta58A をセッティングした場合がこちら。拷問道具にも見えます。笑
 
 
スタンドは別売り
 
 
 
ポケカラは歌詞が表示されるので、見ながら歌えるように、よくある曲げられるスマホスタンドも付けてます。
 
 
 
 
さらに、マイクに息が吹きかかると、ボッという音が入ってしまうのでポップブロッカーを付けてます。
これはあったほうがいいです。
 
 
 
 

4、音質

さて、肝心の音質なんですが MXL-V67G で録音した生音(エフェクトなし)をアップしておきます。
※音量注意
 

 

しかし、生音は恥ずかしい。

でもイヤフォンと比べるとものすごくクリアーに聞こえるのが分かりますね。

その分、音程を外しているところとか、不安定なところとかが丸分かりになります。
実は音が割れるイヤフォンは下手な部分を隠してくれるという効果があったりします。あせる
 
歌は置いておいて・・・
MXL-V67Gで録ると、このように奥行きがある生生しい音になります。
この構成にすると、歌が上手くなったような錯覚をします。
フォロワーさんからも褒められました。
 
MXL-V67G はピアノ弾き語りやバラードなどの静かな曲を歌うと強みが発揮されます。
というわけでいつもは激し目の曲を歌っているのですが、試しにGACKT様の「LastSong」を歌ってみました。


このように息遣いや裏声のかすれが録音できます。
繊細な歌声を表現したい人にはお勧めです。
 
 
ということで、ポケカラで市販の本格的なマイクを使う方法でした。
ポケカラ仲間の役に立てたら嬉しいです。
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【追記】 
上の設備で録音してエフェクトをかけた曲を2つ紹介します。
 

1,ラルクアンシェルの『winter fall』

最初にファンになったラルクの曲です。いつもメタル系を聞いていたで、なんじゃこのおしゃれな曲は!と思った記憶が。

これはエフェクト「スーパーリバーブ」をリバーブ85、空間10でかけています。

再生ページURL

https://u.pokekara.com/mv/1376150769812447232

 
 

2,ラルクアンシェルの『finale』

この曲はセルフコラボしています。

先にサビ以外をエフェクト「蓄音機」をかけて作って、後でコラボ昨日でサビを録音しエフェクト「スーパーリバーブ」をリバーブ85、空間10でかけています。

サビはかなり声を張り上げるのですが割れずに録音できています。

再生ページURL:

https://u.pokekara.com/mv/1367809942962905088

 

 

3,『flower』

セルフコラボで後からコーラスを入れました。

メインはいつものエフェクト「スーパーリバーブ」をリバーブ85、空間10。

コーラスはエフェクト「クリア」をかけてます。

https://u.pokekara.com/mv/1390601940337401856

 

 

4,『花葬』

マイクをダイナミックマイク(SHURE BETA 58A)で録音。

エフェクト「スーパーリバーブ」をリバーブ67、空間44。

なぜかセクシーだと評判です。

URL https://u.pokekara.com/mv/1392765247488069632