受講生がセンターピースの感想を書いてくれると非常に参考になるのである。
どこが心に響くのか。
どこが理解が難しいのか。
セミナー中の表情を観察しているだけでは分からないことが知れて、改善ができる。
センターピースの５回目は、感情について扱う。
感情はかなーり難しい。
だから基本だけ学ぶ。
その中でも罪悪感は特別に難しいんだよね。
ブログから引用
罪悪感についてはしっくりこなかったというか、
その定義は認めたくない！となったので
そのことについて素直に書きます(笑)
とスローリーもしっくり来なかったように、マイナス感情の中で最も難しいのがこの罪悪感なのだ。
罪悪感をセンターピースの中では、
「仲間に痛みを与えていると感じた時に出る感情」でした。
罪悪感は、
相手のことが大切だから感じちゃうんだよ。
関係を修復したい意欲があるんだよ。
と教えている。
ちなみに、この定義を発見したのは、センターピースのトレーナーの高岸新晴。
本当に素晴らしい定義だ。
さて、スローリーは会社を辞めるときに、
これだけ良くしてやったのにそんな不義理をするのか？
自分で「やる」って言ったことやらずに辞めるんか？
責任感ないんか？
と上司にネチネチ責められたらしい。
責められてむかついて、罪悪感を認めたくないと思った。
という、罪悪感というかほぼ怒りの記憶が思いだされて、
このとき相手によって引き起こされようとした罪悪感が
「相手を大切に思う気持ち」から湧いたなんて
認めるわけにはいかねい！
となったんですね。
罪悪感が難しい理由のひとつが、まさにここなのだ。
罪悪感は怒りと共に出ることがある。
怒りと一緒に出ちゃうと、罪悪感を見失っちゃうのだ。
分かりやすく言うと、
罪悪感は、相手を傷つけた自分を責めているときの感情。
怒りは、自分を傷つけた相手を責めているときの感情。
完全に反対の感情だ。
だから、怒っているときは、自分の罪悪感を認めるのはすごーく難しくなる。
怒っているときに罪悪感を認めたら、自分が負けになっちゃうからだ。
でもそれは勘違いなのだ。
罪悪感があることを認めても負けを認めることではない。
むしろ、
罪悪感は、「相手を大切に思う気持ち」を認めることなのだ。
どういうことか説明してみよう。
スローリーは「これだけ良くしてやったのにそんな不義理をするのか？」
と上司に責められてグサッと来ちゃったのだね。
じゃあ、なんでグサッと来たの？ってことを考えると道はひらける。
例えば、パソコンは「お前は不義理をするのか？」などと責められてもグサッと来ない。
パソコンには仲間を大切に思う気持ちがないからだ。
上司はスローリーに、「お前は不義理をするのか？」と言った。
実は上司はスローリーを心優しい奴だと知っているからこの言い方をしたのだ。
そして、グサッと来たスローリーは、会社の人を思う優しい奴なのだ。
だからさ、罪悪感は誰かを大切に思う、仲間思いの心優しい人が抱く感情なんだよ。
わかったかな？
罪悪感を認めるということは、負けを認めることではない。
自分の中の優しさを認めるということ。
自分の中の仲間を大切にしたい気持ちがあることを認めること。
そして、これが自分を愛するということなんだよ。
罪悪感って、素敵でしょ？
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