A型って神経質で几帳面だよね。

B型っていい加減で気分屋だよね。

O型っておおらかで社交的だよね。

 

と、ふつーに信じられております。

 

こういう研究はまさに心理学の分野。

当然、何度も調査が行われてきました。

 

 

で、ざっくりいうとこんな結果になっているようです。

 

 

 

血液型と性格には関係がない、がほとんど。

 

でもたまに関係があるっていう結果がでる。

 

何かの研究って、大体こんなもんです。

100%これ!っていう結果にはならない。

 

 

 

今、心理学の世界では

 

血液型と性格には関係がないんだけど、

 

関係があるというデータが出るのはどんな場合だろうか?

 

なぜ人々は関係があるって思うのだろうか?

 

という研究の方がされています。

 

 

面白いのを見つけました。

 

血液型と性格の関連についての調査的研究 (久保義郎・三宅由起子)

https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20171229001830.pdf?id=ART0009678221

 

 

この論文を要約するとこうなります。

 

血液型と性格の本を読んだ人ほど関係があるという結果が出た!

 

逆に、読んでない人は、血液型と性格に関係が現れなかった。

 

 

 

つまりこういうこと

 

本来は、神経質や几帳面という要素はどの血液型でも同じくらいの人が当てはまる傾向。

しかし『A型のあなたの性格は、神経質で几帳面です。』と書かれていると「あ!当たってる!」と思ってしまう。

私は「神経質で几帳面だ」と意識するようになる。

その人が性格診断を受けると、神経質や几帳面にチェックをつけるようになる。

 

というもの。

 

 

本当はみんなに該当する傾向だけど、「あなたはこうですね」と言われると「当たっている!」と思う心理をバーナム効果と言います。

 

 

 

では、

いつA型の性格は、神経質で几帳面だとか、B型はいい加減だという性格タイプが生まれたのか??

 

 

古川竹二さんという人が、1927年

「俺の周りの人をみたら、A型は消極的・保 守的,B型は外面的に積極的・進取的,O型は積極 的・進取的,AB型はAとBの混合型だぜ」

って発表したことからスタートしたんだそうです。

 

そのあと、いろんな本が出て何度か大流行になった。

 

大流行になるたびに、多くの人が「当たっている!」と思い。

自分はこういう性格だ!と思うようになった。

 

 

 

だから、

 

血液型じゃなくてもいいんだよね。

4タイプくらいに別れたらそれで性格診断が成立します。

 

つむじなんかどうでしょう?

 

右巻き、左巻き

 

右寄り、左寄り。

 

右巻きで右寄りな人は、おおらかな性格です。

 

右巻きで左寄りな人は、几帳面な性格です。

 

という本を出して、売れてくるとみんながつむじで性格を判断するようになるんだろうね。

 


追記

まさかのつむじ占いが存在していました。

次の子の性別を占うというもの。

 

 

http://www.teradahoikuen.com/maternity/tsuji-fortune-telling/

 

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