良い子を演じ続けると「良い子症候群」に
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親のイライラにおびえて、
「良い子」を演じたまま大人になることを
「良い子症候群」と言います。
良い子症候群は、
常に親の目を気にして育ってきたので、
自分に自信がなく、
何ごとも他者基準で考えます。
そのため、
「良い子」をアピールして、
他者に自分を認めてもらうことで、
自分を必死に保とうとします。
たとえばフェイスブックなどで、毎日毎日
「今日も1日ハッピーにがんばりましょう!(^O^)」
などと奇妙なほどポジティブな投稿ばかりしている人がいますよね。
あれは、
「いいね」をたくさんもらうことで、
自己承認欲求を満たしたい
という気持ちの表れではないかと思います。
それで本人が心から幸せであれば、
何の問題もありません。
ただ、
常に他者に認めてもらうことばかり考えている人は、
自分自身の中で本当に幸せを実感するのが難しいのではないでしょうか?
「良い子症候群」は、
最近、若い人に増えている「新型うつ」とも関係があるそうです。
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新型うつは、
上司がささいなことを注意しただけでも
自分の存在価値を否定されたように過敏に反応してうつ状態になったり、
逆ギレしたりする傾向があると言われています。
他者基準で生きている
「良い子症候群」には、
社会生活を営む上でさまざまな弊害があります。
お父さんお母さんは、
自分でも知らないうちに子どもを
「良い子症候群」の予備軍
にしていないか、
よく考えてみる必要があります。
いぬかい良成(著)「子どもは悪い子に育てなさい」天才児が育つ7つの習慣
【第2章・子どもは「べき」ではなく「したい」で育てる】より