40過ぎで突然サラリーマンを辞めた主人公が自分探しをする映画。PS3とかゴロゴロやりながら、ある日「そうだ、マンガ家になろう!」と安易に閃き本気的なものをひねり出しがんばるような話ですな。
まあ、仕事辞めて一ヶ月程度で主人公は危機感を感じ出すので、ガチニートの人からいわせるとヌルい話だとは思うが、得てして世間の認識なんてそんなもんだ。1ヶ月なんて仮眠だよ、仮眠。
主人公の堤真一が仕事辞めて漫画家を目指すダメな人の役なんだが、演技はいい塩梅なのだけれどもさすがにカッコ良すぎる。市営団地にて父親の石橋蓮司(あんまり怖くない)と娘の橋本愛(かわいい)と暮らしておるのだが、団地のわりにはちと小ぎれい過ぎるね。もうちょい奇声を上げる老人とか住まわせるべき。時おり映り込む給水塔はなかなかによい具合だった。主人公と絡む世の中上手にやれない無口な金髪青年役の山田孝之は『クローズZERO』の時のように、無意味に小さくて強いベジータキャラでよし。友人役の生瀬勝久ちょいちょい出てくる池田成志。あとは古田新太が出てくれれば「ねずみ三銃士」が揃うのになぁと、思ったり思わなかったり。飛び切り面白い映画でもないが、レンタルで観るにはちょうどいいかもしれん。
片意地はらずに観るにはちょうどいいかもしれませんな。
──本当は流れからマンガやらなにやらの話でも書こうかと思って、リード代わりに書きだしたものの、これ自体が映画評みたいになったので。とりあえず、投稿しとこう。
ちなみにこの映画の原作の漫画は読んどらんです。ではでは。
以上。
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