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tittle‐tattle~徒然のままに記す

基本的にコラムというか雑文をつらつら書いております。ジャンルは料理やら映画やら小説やらアニメやらゲームやら漫画やら音楽やら料理やら猫やらと、無尽蔵にキリがないので暇つぶしにでもどうぞ。ではでは。

ちなみにそんなに面白くはないです。

DVDにて『俺はまだ本気出してないだけ』を鑑賞。

俺はまだ本気出してないだけ



40過ぎで突然サラリーマンを辞めた主人公が自分探しをする映画。PS3とかゴロゴロやりながら、ある日「そうだ、マンガ家になろう!」と安易に閃き本気的なものをひねり出しがんばるような話ですな。

まあ、仕事辞めて一ヶ月程度で主人公は危機感を感じ出すので、ガチニートの人からいわせるとヌルい話だとは思うが、得てして世間の認識なんてそんなもんだ。1ヶ月なんて仮眠だよ、仮眠。
主人公の堤真一が仕事辞めて漫画家を目指すダメな人の役なんだが、演技はいい塩梅なのだけれどもさすがにカッコ良すぎる。市営団地にて父親の石橋蓮司(あんまり怖くない)と娘の橋本愛(かわいい)と暮らしておるのだが、団地のわりにはちと小ぎれい過ぎるね。もうちょい奇声を上げる老人とか住まわせるべき。時おり映り込む給水塔はなかなかによい具合だった。主人公と絡む世の中上手にやれない無口な金髪青年役の山田孝之は『クローズZERO』の時のように、無意味に小さくて強いベジータキャラでよし。友人役の生瀬勝久ちょいちょい出てくる池田成志。あとは古田新太が出てくれれば「ねずみ三銃士」が揃うのになぁと、思ったり思わなかったり。飛び切り面白い映画でもないが、レンタルで観るにはちょうどいいかもしれん。
片意地はらずに観るにはちょうどいいかもしれませんな。


──本当は流れからマンガやらなにやらの話でも書こうかと思って、リード代わりに書きだしたものの、これ自体が映画評みたいになったので。とりあえず、投稿しとこう。
ちなみにこの映画の原作の漫画は読んどらんです。ではでは。

以上。

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多少古いニュースになるが、お正月明けにテレビ東京系で放映された『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が、ついに裏の『めちゃイケ』の視聴率を完全に抑えてしまったそうな。太川陽介と蛭子能収というコンビに毎回微妙なゲストマドンナ(今回はちはる)を加え、路線バスを乗り継いで2日くらいかけて目的地を目指して、行き当たりばったり旅というか移動するという、テレ東らしい番組である。番組の説明は観てる人も多いだろうし割愛。出演者のギャラや制作費を考えると費用対効果がすこぶるいいキラーコンテンツである。

問題は番組の主役の一人である”蛭子能収”という存在が、どうにもネットでも何でも中途半端に捉えられているということについてである。とりあえず、Wikipediaでもなんでもいいし、なんか、変わったエピソードがどーのとかはすぐに出てくると思うが、なんだかどうもネットでの情報伝播というのは、上滑り感がすごいというか、確信に迫っていないというかなんというか。そもそもが、蛭子能収の話をネットでしている連中は、蛭子研究の大家・根本敬の話をなぜしないのだろうか? 浅草キッドの博士やら吉田豪の話なんかを摘んで箇条書きにしたまとめなど、二番煎じをさらに濾過したようなものだというのに。

古くから蛭子能収を研究し続ける根本氏だが、その著作には蛭子さんのエピソードも数多く記されている。その中でも、ちょいとイイやつをいくつか挙げてみるとしよう。ちなみに、たまたま手元に本がないので記憶で書くのであしからず。著作以外でも俺が個人的に覚えているものも書いとく。

○根本氏が小銭を払ってもらったかなんかしたのを、会うたびに数年間ずーっとねちねち言い続ける。
○「赤ん坊の頭のてっぺんは柔らかいから指をぎゅーっってやるとめり込むとですよ、えへへ」
○(亡くなった)奥さんと家の中でセックスしたことのない場所がない。
○嫁とやればただだから風俗に行く奴の気が知れない。
○オーストラリアで鶏肉の弁当を持って歩いていたら、なんか捕まった(というか保健所的なので認可がダメらしい)。
○十年ぶりくらいに父親の葬式で実の兄貴と顔を合わすも特に言葉もかわさず、そのまま二人で競馬に行き、そのまま別れる。

ダメだ、どうも思い出せん。まあ、他にもたくさんあるはず。その辺は根本敬氏の著作『人生解毒波止場』などで読んでみるとよい。今ほど注目される前の”生”の蛭子さんのフレーバーが楽しめます。この根本氏の本は、蛭子さん以外にも、本当に因果というか業の深い人が犇めき合って描かれたイイ本でございます。
蛭子さんを「キ○ガイ」だ「アスペルガー」だと、単純な言葉で片付ける御仁がいらっしゃるが、根本氏曰く蛭子さんは「動物」だそうな。だから、本能のままに生きているだけで、こちらには手の打ちようがない。ただ観察するしかないのだ。『野生の王国』みたいなもんですわな。そう考えると、太川陽介はほとんどムツゴロウさんと変わらないわけだ。

──そういえば、うちの親父が蛭子さんの高校の後輩で、以前、俺が偶然、蛭子さんにお会いした時にそのことを話したら「へー、そうなんだ、あの学校クズばっかりでしょ、えへへ」って笑ってた。ナチュラルにこういう人なんだなと、納得した。

以上

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一人暮らしの男子、いや女子もだが、どうにもこうにも食生活が侘びしくなりがちかと思う。「腹減った~!」と、大声を出したところで「あいよ~」と返事をしてくれる母は居ないのだ。寂しいばかりである。

大学生やら専門学生に進学したり、はたまた就職したりして「さあ、これからは夢の一人暮らしだ!」と、東急ハンズやらロフトで鍋やらフライ返しを買い込んだものの、まあ、最初の一ヶ月はとりあえずイタズラに使ってはみるが、最終的には鍋はペヤングに注ぐ湯を沸かすだけの道具と化しますわな。ヤマダ電機で買った電子ジャーで飯を炊くこともなく、基本ご飯といえばコンビニ弁当かほっともっとですわな。女子なんかは、オレンジページかなんかのパスタレシピのムックかなんかがホコリかぶってるでしょうよ。買い込んだディチェコのパスタの封を切る気も一切なしですな。一応健康考えて豆乳飲んどけ的な考えはいかがなものかと思うぞ(決めつけ)。

ということで、まあ、いきなり親元を離れりゃ、なかなか料理やるってのも大変でしょうし、日々の生活も忙しい。一人暮らしに慣れる頃には仕事なり学業なりが生活の中心になり、家で料理なんかする時間が失くなってしまうのも仕方がないのかもしれない。とはいえ、家で飯を食ったり寝たりはするわけだから、完全にそこを切り捨てるというのもいかがなものかと。はいここまで前置きです。クソ長いですね。いつものことです。

そんな孤独死寸前の食生活にサヨナラするためにオススメなのがホットプレート。わりかし普通の提案だが、これが割といい。俺は普通に料理をする人なのであれなんだが、ものぐさな人はまずキッチンに行くこと自体だるいと思う。ならば部屋で料理しちゃえばいいじゃない。ホットプレートならできちゃうじゃない。ホットプレートを一枚買ってきて、スーパーでカット野菜とモヤシ、トン小間に焼きそばの蒸し麺を買ってきて、油引いてバーベキュー気取りで炒めてやれば、それだけでうまい焼きそばが出来る。さらに直接食えるから、皿も洗わんでいい。寂しければ脇で目玉焼きでも焼いて乗せてやれ。
ご飯と卵があれば炒飯もできるし、もちろん普通に焼き肉も出来る。お好み焼きも出来る。最近はたこ焼き用の鉄板とかもついてるらしいので、一人たこ焼きも可能だ。切ないがな。多少暖房費も節約になりそうだし、何より部屋で全部片付くので台所で寒い思いをしなくていい。少なくともインスタント食品食わんでいいしな。あとはカセットコンロさえあれば、鍋もできるからもう部屋で全て完結する。一人鍋は何気にいいものだ。材料切るだけだから準備も簡単だしバリエーションも豊富で楽しめる。
若人よ、冬はとりあえずホットプレートとカセットコンロでしのごう。

──ぼーっとしてたら、ホットプレートは万能だなぁと思ったのだよ。ステーキ焼いてもいいね。

以上。

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