ドラム道20 | 犬神サアカス團 犬神明オフィシャルブログ「呪ってポン!」Powered by Ameba

ドラム道20

俺の通ってた高校は県立だったけど、まあ中の下レベルでさ。
特に勉強やスポーツができるわけでもなきゃ、また極悪ヤンキーでもない。つまり平均的な生徒が集まった学校だったのよ。
俺は大学進学を目指してるわけじゃなくて、高校はテキトーに過ごせれば良かった。そんな俺にはピッタリの学校だったねww

だから全然勉強しなかったし、学校の事に興味なかったな。まじめに勉強したり部活をやったりすることがダサいとすら思ってた。

いま思うと恥ずかしいんだけど、クラスメイトに対しては
「俺はライブハウスに出てるセミプロのミュージシャンだぜ。お前らと一緒にするなよ…」みたいに自惚れてた!まじ最悪ww
セミプロなんてプロでもなんでもないから!そもそもセミプロなんてこの世にないから!そんなの幻想だから!

でも毎日バンドのリハーサルやアルバイトに追われて、学校行ってもほとんど授業中は寝てたから成績は落ちる一方だったよ。

そんなある日、普段なにも言わない父親が「そろそろいい加減にしないか」って言うわけ。バンドを一つに絞ったらどうだと。
父親のことが好きだったから、これは効いたわ。まあ実際あのままじゃお金が続かなかったしね。

それでバンドを全部やめたのね。
矢堀先輩とやってたイエスのコピバンも、西新井のレインボーのコピバンも、横浜のクイーンのコピバンも、赤羽のポリスのコピバンも、ルージュさんのサポートも全部辞めさせてもらった。

んで、同じ高校に白崎さんというギターの上手な先輩がいたんだ。あと柏の高校に通うチョッパーベースの上手な森さんていう先輩がいて、この人たちとバンドやりたかったのでトリオ編成でCLIMAXってバンドを組んだんだ。高校2年のときそのバンドで「第3回 横浜ハイスクールホットウェーブフェスティバル」ってコンテストに応募したら決勝まで行っちゃったんだ!
まあ高校生にしては演奏がしっかりしてた方だと思うんだわ。

その決勝大会はフジテレビで放送されたんだど、夏休み中の深夜放送だったので友達は誰も観てなかった。。。