ドラム道15 | 犬神サアカス團 犬神明オフィシャルブログ「呪ってポン!」Powered by Ameba

ドラム道15

当時、「Player」や「ロッキンf」といった音楽雑誌には必ず「メンバー募集」のページがあった。略して「メン募」ね。
特に「Player」はメン募が30ページくらいあって、音楽雑誌というより求人雑誌と化していたなww あと雑誌は買わないけどメン募だけ立読みするバンドマンも多かった。

高校1年のとき、俺も「Player」にメン募を出したんだ。

「当方15才高校生ドラマー。カルメンマキ&OZ、紫、BOWWOWなど日本のハードロックをやりたし。プロ志向。〒271千葉県松戸市〇〇 犬神明 電話〇〇(夜8時以降)」

いま思うと個人情報もクソもないww
でもこれ普通だった。どんな雑誌にも「文通希望」や「売りたし買いたし交換希望」のコーナーがあって、読者の住所電話番号を平気で載っけてた。それだけでなくファンレターの宛先として芸能人やスポーツ選手の住所が載ってることもあった。
まあ、ストーカーもそんなにいなかったしねww

んでさ、このメン募出したら反響が凄いんだよ。毎晩電話が20件くらいかかってきて、ハガキや手紙も100通くらい来た!

その中から条件のいい人達を厳選して会ってみたんだけど、結果8バンドに参加することになった。。
…どうしても断れなくてさ。

ハードロックだけでなく、グラムやパンクやニューウェーブやプログレやクイーンのコピーバンドまでやった。学校帰りに横浜まで出向いてのセッションもあった。

当時、喫茶店でアルバイトをしてたんだけど、バイト代は交通費とリハ代で全部なくなったよ。スティックすら買えなかった。

でも充実してたな。
学校の成績は下がる一方だったけどね!