ドラム道1
なんでドラムをやろうと思ったんですか?
なんて質問される事がある。
「テレビで西城秀樹さんと加藤茶さんがドラムバトルしてるのを観て、カッコいい!っと思ったから」
「映画『嵐を呼ぶ男』で石原裕次郎さんがドラムを叩いてるのがカッコよかったから」
「キッスのピーター・クリスさんが…」
「コージー・パウエルさんが…」
とか、そんなエピソードを期待されての質問だろうけど、俺は違うんだよね。
「たまたま家にドラムがあったから」
わはは!これ本当なのよ。
俺の親父が多趣味な人で、書道、盆栽、車、楽器…いろいろ手を出しては飽きちゃうタイプだったんだ。
で、ある日ドラムセットを買ってきて、ちょこちょこいじくって、半年もしないうちに物置にしまっちゃった。
それから数年後ー
俺が中学生のときに、家を増築して部屋を建ててもらったんだ。12畳の広い部屋でさ。机とベッドを置いてもなんか殺風景なんだわ。なんかヤングっぽいカッコいいインテリアがあるといいなぁと思ったわけ。
ヤングっぽいインテリアっていうのは、青春ドラマで不良の部屋にあるようなサンドバッグとかスケボーとかバスケットボールのカゴとかギターとか、そういうものね。
あっ!そういえば物置にドラムがあったな…ってことで、部屋のインテリアとしてドラムをセットしたんだよ。
かなりカッコよかったね!
ドラムはインテリアとして最高だった。
いかにも不良の部屋って感じでさw
ドラムってギターのような繊細さはなくて野蛮な人が選ぶイメージあるじゃん?
思えばこれがドラム道の始まりだった。。