アクシデントへの対応 | 犬神サアカス團 犬神明オフィシャルブログ「呪ってポン!」Powered by Ameba

アクシデントへの対応

人生にアクシデント(事故)は尽きぬものだ。
どれだけ未然に回避する努力をしてもアクシデントは起こる。
問題は、それが起きたときの対応なんだな。
そこで、しっかりした対応が出来ればトラブル(喧嘩)にはならない。

「比丘尼遊行2015」ツアー中の5月7日、大阪へ向かう高速道路上で我々の機材車から火が上がり、交通火災事故が起きた。原因はSA内のガソリン・スタンドで、ガソリン車である機材車に軽油を誤給油されたことによる。

事故後、かけつけたガソリン・スタンド店長はこう言った。
「今回の件は100パーセントこちらが悪いです。本当に申し訳ありませんでした!」
100パーセントとはよく言った。まず、この態度にあっぱれだ。
保険の適用率や、この事故が訴訟問題に発展する可能性を考えたら「100パーセント」とは、なかなか言えないものだよ。
さらに店長は「故障したお車は必ず元通りに修理してお返しいたします」と言ってくれた。

誰もが責任から逃れようとする、この時代に!
そのくせ誰もが、少しでも他人より優位に立とうとする時代に!
自らの非を認め、万全な対応を約束してくれたのは、見上げたものだ。これは器が違う。
たいがいの場合はゴネる。なんやかんや小さい理由を見つけてゴネる。

それから約2ヶ月、エンジン及びその周辺機器を総交換して機材車は戻ってきた。
修理伝票を見せてもらったが、そりゃあもう結構な金額だったよ!
この機材車はスタッフの長生きくんから買い取ったものだけど、この修理代は長生きくんに支払った額の3~4倍に相当する。
また、この2ヶ月の修理期間中、我々にはレンタカーを手配してくれていたのだが、その金額だって馬鹿にできない。
おそらく修理費とレンタカー代を合わせたら、軽自動車が新車で2台買えるくらいの額になるはず。

まったく、この対応には信頼感を抱かずにいられない。見事だ。
事故前よりも、ここのGSが気に入ったぜw
アクシデントへの対応に誠意があれば、印象が好転する場合もあるのだ。
もし誠意を欠いたらトラブルになっただろう。

勉強になった。