バンドの魅力6 | 犬神サアカス團 犬神明オフィシャルブログ「呪ってポン!」Powered by Ameba

バンドの魅力6

バンドで意外に重要なのが「バンド名」だ。

自分でカッコイイと思ってつけても、人それぞれ言葉に対するイメージって違うから難しい。
また安易につけちゃうと、他のバンドとかぶったり、後々にグッズを作るときに困ったりするので、慎重に考えてつけた方がいい。

では、いくつかに分類してみよう。

・メンバーの名前を並べたもの
「エマーソン・レイク&パーマー」「ベッグ・ボガード&アピス」「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング」
これはバンド結成以前から各メンバーが有名だった場合に使われる。
日本人には向かない名前の付け方だな。
日本人名だと「よしお・まさひこ&としひこ」となって、ちょっと呼びづらくね?って話になる。
これだとバンドロゴも作りにくいからね。

・リスペクトするロッカーの作品名から
「ノヴェラ」(ルネッサンスより)「アースシェイカー」(Y&Tより)「アクション」(スウィートより)「ジギー」(デビッド・ボウイより)「スターレス」(キング・クリムゾンより)「エコーズ」(ピンク・フロイドより)
何故か80年代バンドに多い。
ルーツ音楽をアピールすることでジャンルが想像しやすいが、裏切られることもあるw

・リスペクトする文学作品から
「人間椅子」(江戸川乱歩)「ドアーズ」(ハックスレー)「頭脳警察」(オーウェル)「犬神サアカス團」(寺山修司)「スティーリーダン」(バロウズ)「マイ・ケミカル・ロマンス」(ウェルシュ)
嗜好をアピールすることでコンセプトが想像しやすい。

・リスペクトするバンドをもじったもの
「サザンオールスターズ」(ファニアオールスターズ)「セックス・マシンガンズ」(セックス・ピストルズ)「大事マンブラザースバンド」(オールマンブラザースバンド)「サディステック・ミカ・バンド」(プラスチック・オノ・バンド)
はじめこれらの名前を聞いたときは抵抗があった。パクりのバンド名である限りオリジナルのバンドを超えられない閉塞感がつきまとうからだ。でも、その名前をくり返し聞くうちにオリジナルの存在を忘れてしまっていた。

・ひらがな
「いきものがかり」「ねごと」「じゃがたら」「あぶらだこ」「たま」「はっぴいえんど」「すかんち」「くるり」
なんともいえない柔らかさがある。シリアス感は薄れるけど、誰からも愛される名前だね。

・漢字
「陰陽座」「紫」「筋肉少女帯」「紅蜥蜴」「村八分」「騒音寺」「黒夢」「四人囃子」「五人一首」「割礼」
和風なコンセプトを打ち出すのに漢字は最適だね。物々しさもバッチリ伝わる!

・バンマス&バンド
「柳ジョージ&レイニーウッド」「上田正樹&サウストゥサウス」「金子マリ&バックスバニー」「ジャッキー吉川&ブルーコメッツ」
バンマス以外のメンバーは交代が可能だ。そういう意味で機能的だねw

・漢字とカタカナ
「犬神サアカス團」「マリア観音」「日本マドンナ」「メロン記念日」「少年ナイフ」「摩天楼オペラ」
おそらく最高だ!見た目もスマートでいい!
これはオススメだよw

・人名
「スターリン」「ゼルダ」「レベッカ」「リンドバーグ」「ガガーリン」「ローザ・ルクセンブルク」
これも何故か80年代の雰囲気が漂うねw
思想まで探ってしまうよな。


まだまだあるな。。。