鉄火丼

鉄火丼とは、どんぶりの中に酢飯を入れ、その上にマグロの切り身を乗せて海苔を散らしたものだ。
つまりマグロの海苔巻きである鉄火巻を解体してどんぶりにアレンジしたものだ。
もともと鉄火というのは賭博を意味する。ヤクザが賭博をするとヒートアップして熱い鉄みたいになるからだ。だから賭博場のことを鉄火場と呼ぶようになったんだ。
その鉄火場で手を汚さずに食べれるように開発された寿司が鉄火巻だ。博打をやりながら片手でつまめるファストフードだったんだ。
そんな鉄火巻から鉄火丼に発展したわけだが、問題は丼とは別に付いてくる醤油ダレだ。あれはかけるべきものなのか？それともマグロの切り身を一旦どんぶりから離脱させて、つけるべきものなのか？
もし、かけるべきものなら最初からかけておいて欲しい。つけるべきものなら、マグロと酢飯は別盛りにして欲しい。
果たしてどちらが正解なのか？
ある寿司屋さんにそのことを訊いたら「お好みで選んで下さい」とのこと。
つまりどちらでも良いのだと。
どちらの好みにも対応するために別にしてあるのだと。
そんなの男らしくない！どっちかに覚悟決めろよ！二兎を追うものは一兎も得ねーぞ！ハァハァ。。。

ちなみに俺はかける！
丼が丼であるためにかける！

みんなもかけようぜ！
鉄火なんだからかけようぜ！（賭けるとかけてます）。