電車の広告に目が止まった。
HPを検索してみた。
「カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー」との名称の学校の、一期生募集広告であった。
HP;http://
「ロイヤルアカデミーオブホメオパシー」(http://
この件についてmixiの「総合医療センター」コミュニティーに投稿した所、幾つかの情報が書き込まれた。
その中で、ホメオパシーが如何に有害無益であるかについて解説したブログサイトの紹介があったので、こちらでもそのサイトのリンクを貼っておく。
・ホメオパシーFAQ (http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20070501 )
・誤用される「プラセボ効果」 (http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20070501/p1 )
何にせよ、騙されてこの様なインチキ医療の学校になど行かないよう、近くの方にお教え願いたい。
(特に若い世間知らずの方にはご注意あれ!!)
【1/9 追記】
一昨日からこの記事に対するアクセス数が伸びていたが、アクセス解析を確認したところ大阪大学の菊池先生のブログ「kikulog」のコメント欄で、この記事が「リンク紹介」されていた。
この様な医療と科学についての専門家では無い者のブログをご紹介頂lき光栄である。
なお該当記事において、現在500を超えるコメントが寄せられている。
此方も読む価値が十分にあると思われる為、リンクを貼っておく。
是非ご一読頂きたい。(自分は全ては読んでいないが・・・。(^_^;))
・‘kiklog’記事「ホメオパシー 」(http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1164164775 )
上記の記事527番のコメント(Taku氏による)において、この記事へのリンクが示されて以下の文章が記されたが、自分はTaku氏の意見に対して、全面的に賛成を表明する。
『「このブログのように入学してはいけないことを地道に訴えなくてはいけないと考えています。
就職難の時代でもあり、まともな専門学校と勘違いして入学してしまう若者が出てくるかも知れません。 』
地道ではあってもしっかりと地に根を張る「草の根」の様に、「ホメオパシーがニセ科学であり、その効果は有害無益、良くても無害無益でしかない」という「事実」を、多くの人間が理解してその意志を表明する事により、洗脳される(或いは騙される?)人間を、少しでも減らしたいものである。
【1/9 追記終了】
【2/24追記 食品安全情報blogに関連情報が掲載されていたので記しておく。】
Science NOW
"End Homeopathy on NHS," Say British MPs
February 22, 2010
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2010/02/-end-homeopathy-on-nhs-say-briti.html?etoc
英国下院科学技術委員会は本日発表した報告書で、ホメオパシーはただのプラセボ であり、NHSで提供されるべきではない、と結論した。1948年からNHSでホメオパシーを扱っている。さらに委員会は医薬品安全性担当機関であるMHRAに対し、無作為対照化試験で有効性が示されていないホメオパシー医薬品の薬局での販売承認を中止すべきであると助言した。
この結論は驚くべきことではない。委員会はさらに「ホメオパシーは十分な試験が行われており、ホメオパシーには効果がないというたくさんの根拠がある」と結論してさらなる研究の要請も否定した。
また委員会に根拠を提出した英国ホメオパシー協会British Homeopathic Association (BHA)に対しても、恣意的選択と誤解を招く提示を非難した。
(以下略)
【3/2再追記】
黒影氏の幻影随想にてこの件を見事にまとめているのでリンクを貼っておく。