評価:8
「プラスティック・メモリーズ」はオリジナルアニメです。
ジャンルは恋愛…になるのかな?
それとも群像劇ですかね?
人間とロボットとの感動ストーリーです!
まるで人間のように笑い、泣き、怒り、そして食べたりも出来るアンドロイド「ギフティア」。
主人公のツカサはそのギフティアの会社にコネ入社しました。
好きで入ったわけではなく、本来受けるはずだった大学の入試を病欠し、行く当てが無かったためです。
とは言っても真面目なツカサはその会社で頑張ろうとしていました。
会社は大手企業!
気合いを入れて行くも、所属されたのは末端と言うか、小さな部署でした。
ターミナルサービス課。
ギフティアは最大稼働時間が定められていて、それを超える前に会社側が回収に向かうわけですが、その回収を行うのがターミナルサービス課というわけです。
回収に向かうのは人間とギフティアの二人一組が原則。
ですが手違いで手の空いているギフティアは一人だけでした。
アイラという見た目はまだ十代くらいの少女です。
彼女も元は回収などをしていたそうですが、今はお茶出しなどが主な仕事でした。
上司であるカヅキさんはなぜか渋々といった様子で二人のコンビを認めます。
先輩であるミチル、そしてパートナーであるアイラから仕事を教わり、仕事に向かいます。
最初は普通に、回収先に向かって契約者に回収を告げ、サインを貰い、当日に回収するだけの作業だと思っていたツカサ。
しかし、契約者であるお婆さんはツカサ達の来訪を拒みます。
二人は連日、この家に向かいますが、家に入ることすら叶いません。
アイラはどこか自信満々だったのに、彼女が取った手段はまさかの得意であるお茶を持ってきて一緒に飲もうという提案。
当然ながら速攻で拒絶!
けれど諦めないアイラは塀をよじ登ります。
完全に不法侵入ですね!
けれどお陰でようやくその家のギフティアと会えました。
ギフティアの少女と話すアイラ。
二人の話を聞き、少女の想いを知りサインするお婆さん。
ツカサは初めて人間とギフティアの別れを目の当たりにします。
と、ここまでが1話の大雑把なあらすじです。
実際に観ると、自分で言うのもなんですが、こんな文字の羅列などでは何の表現も出来ていないと思わされるほど、美しく面白く心温まる物語になっています!
映像は本当に最初から最後まで凄く綺麗です!
とにかくアイラが可愛い!
ストーリーは本当に泣けます!
ギフティアはかなり精巧で人間と大差ありません。
言わば本当の家族です。
ギフティアの回収とは家族の死と同じなのです。
けれどだからこそ寿命のある人間と同じで、ロボットであるギフティアも生きているのだという証明なのだと僕は思います。
人間とロボットの命、想いを描く作品です!
気になった方はぜひ一度、1話だけでも観てみてください!