ホームルームと言っても
卒業してから
卒業証明書がいる場合は
手数料がいるとか～
日にちがかかるから早めに～とか
そんな話
ガランとした教室に
10人ほどの生徒は 静かに
みんな 携帯をいじり
下をむいたまま
キャッキャッする様子もなく
同じクラスメートなのに
名前も 顔も知らない
そんな感じ
最後に 中庭で
クラスの集合写真を撮って
そのまま解散ということで
(それが卒業アルバムなのかな？)
教室で 写真の順番を待っていた
順番が来たので
中庭に行きましょうと
生徒も保護者も教室を出た
中庭にむかい
歩きながら娘と話した
○○○は？
(一緒に行くと言っていた友達)
行かへんって
へ？
卒業式やのに？
うん
なんやそれ…(￣_￣ i)
ジャイコ 他に友達おらんの？
おらん
知ってる子おらんの？
おらん
(￣_￣ i)
校舎から 出て
クラスごとに 集まっている所まで
行き
私は 娘に
マスク取りや
マスク マスク～～(ﾟOﾟ)
そう言ってる間に
みるみる娘の顔つきが変わり
写真撮らへん！
あんなんイヤや！゛(｀ヘ´#)
撮らへん！
えっ！
………………(￣□￣;)!!
ジャ ジャイコ～～！
待ちい～な！
ジャイコ～～！！(￣□￣；)
急に そう言って
娘は スタスタと 門へと向かい
学校を出て行った
１人取り残された私………(ﾟ ▽ ﾟ ;)
え…………(ﾟ ▽ ﾟ ;)
な なんなん？？？？(ﾟ ▽ ﾟ ;)
こういうの文字通り
想定外っちゅうの？？？
(ﾟ ▽ ﾟ ;)
へ…………(ﾟ ▽ ﾟ ;)
私 どうしたら ええのん？
写真………
写真大事やん…
記念やん…(ﾟ ▽ ﾟ ;)
私が 代わりに写ってみる？！(ﾟ ▽ ﾟ ;)
はは マジで 考えたし(笑)
しばらく
私は 茫然と立ち尽くした(ﾟ ▽ ﾟ ;)
声をかける知り合いもいない
声をかけてくれる知り合いもいない
私の生きてきた人生で
卒業写真を撮らないという
選択肢なんか 無かった(ﾟ ▽ ﾟ ;)
彼女は
バカ娘 バカジャイコは
平然と やってのけた
あ
そのご飯マズイから いらんわ～
みたいな
そんな簡単に………(ﾟ ▽ ﾟ ;)
我に返った私は 考えた
私の中の
ありとあらゆる引き出しを開け
こういう時は どうすべきか……
(笑)
答えなんかなく
何も思いつかず
先生に 伝え挨拶することも忘れ
イライラと沸き起こる感情を
おさえながら
娘のあとを追い
しかめっ面で門を出た
もう 目の前には 見えなくなった
娘のあとを一人 坂道を下った
イライラとムカムカが交互に
押し寄せる気持ちに
ため息を吐き
やっぱり コイツは 最後ぐらい
私を
笑顔で喜ばせてくれないのか……と
寂しくなった
つづく
長いな(笑)