日本語にあって英語にないもの
日本語にあって英語にないもの
「~は」
「私は毎朝リンゴを食べます」の「~は」の代わりになる単語が
👇にはない
I eat apples every morning.
ためしに和英辞典で「~は」を引いてみた
いちおう、載ってます
そして、なかなか面白い
辞書を作る人たちの、これ、どうするの?っていう
会議の紛糾の様子が想像できる
なんとかひねり出された説明がこちらのようで・・・
(しいて訳せばin regard to などとできるが、通例直接訳さない)
新和英大辞典(研究社)
「~は」を表す一個の単語はないから、かなり苦し紛れ・・・
「ないよ」とは書けなかったのかな
( )で苦しさが伝わります~
辞書作る言語のプロですら説明に苦労する英語と日本語の違い
初心者さんならなおさらよの~
と自分の中学生の頃も思い出すよ
もっと寄り添ってあげたい
英語、けっこう冒険です
単語はないけど、「~は」っていう主語を表す方法は
最初に習うけど
単語の並び順で先頭にもってくること
英語の並べ方の分類、つまり五文型の
SV SVC SVO SVOO SVOCの先頭のSの場所にもってくること
例文なら説明できるので辞書にもいきなり例文が登場してます
👇
Elephants have long trunks. 「象は鼻が長い」
I am a student. 「私は学生だ」
「~は」は英語だと目に見えなくなって
こうやって順番通り単語を並べて文にして初めて
空中にふわっと現れる感じ
日本語では文字として見えていた
「~は」や「~が」や「~を」のかわりになる英単語はないけど
ひとつの文をしゃべれば、なぜかそれが「頭の中に」に浮かんでくる
聞いている人の頭の中にも浮かんでくる
テレパシーか!
だから、
とりあえず、どんなに英語初心者でも
ちゃんと単語を何個か順番通りに
割とすらすらと口から出さないといけない・・・
実はこれが英語を話し始めるときのハードルになっている気がする
「知らない」っていうのにも
I have no idea.
と4つも単語をちゃんとならべないといけないんだよね
最初はめんどくさい
たとえば日本語で
「お菓子 団子 バナナ けん玉、はい、大きな声で繰り返そう!」
って言われても、普通そんなに急にすらすら言えないのと同じ感じです
その上、おなじみの「~は」とかが消えてしまって
なんかちょっとたよりないかんじでもある
ウサコが英語を初めて話したときのあのなんともいえない
とらえどころがない、無重力状態の宇宙空間にほうりだされたような気分も
もとはといえば、無意識ながらこの英語と日本語の違いの本質を感じてたんだ
初心者の直感、違和感はけっこう正しいです
英語なんか嫌いと思っている人も
案外いいとこついてるかもしれないから
嫌いの正体をつきつめていくと面白いよ!