18才のとき、従妹の家庭教師を頼まれてから40年、

仕事として英語を教えるようになって、自分も英語の勉強?!をつづけながら

高校、英会話スクール、大手予備校、医系予備校(個別)、ときどき家庭教師

大学受験用添削 ・・・

あと、息子とその友達との英語遊び

 

つれづれ考えたことをメモしておこうと思います 

 

10  英語はとにかくSVOだからこそ、他の文型で使える動詞は覚えよう!

 

英語のしくみで一番大事な5文型

でも、5個の文型すべてが同じ重み…という訳ではありません

 

 「英文法」のテキストをのぞくと、そこに意外な事実が! 

 

 例えば

 先日紹介した「教師のためのロイヤル英文法」の5文型それぞれのページ配分を見ると

 SV …13行      SV(M)で使える動詞表 なし

 SVC・・・63行     SVCで使える動詞の表  あり

 SVOO・・・76行    SVOOで使える動詞の表  あり

 SVOC・・・99行    SVOCで使える動詞の表  あり

 

 ところが

 SVOはたったの「

 動詞の表?もちろんありません~

 SVO めちゃめちゃ影が薄いです・・・・ガーン

 

 受験でも「英文法」の問題でSVOはほとんど・・・でません・・・

 授業でも・・・ほとんど解説しません・・・

 

 だって!

 SVOで使える動詞、それを自動詞にできるSV(M) で使える動詞は

 数が多すぎて表なんかにしたら、

  いったい何頁かかるんだ!となってしまうからあせるあせるあせる

 

 そして、毎日どこかで誰かがSVOで新しい「犬でも動詞」をつくって、

 「うまいこと言った!」なんてニンマリニヤリ

 きりがありません~

 

 英文法のテキストでSVOが影が薄いのは、

 英語の世界はSVOが支配している裏返し!

 SVOOSVOCも実はSVOで使う動詞のごくごく一部しか使えないSVOの進化系

最後尾にお客さん二人乗っけられます・・・みたいな^^

 (SVCだけは S=Cなので、別系統ですが) 

 

逆に、ごくごく一部だからこそ表にできるし覚えきれる動詞を表にしたのが

「この文型で使える動詞の表」です

問題集でも、解答編のほうに表を載せてくれている親切なものがけっこうあるんですが

使っていない生徒ちゃんも多くて、

「もったいないわぁ~。答え合わせのついでに、あれ?これもSVOCで使えたっけっていうのがあったらラインひいとくだけで全然違うよ。忘れやすい動詞って一人一人違うからチェックしておけば、試験場に持っていけるしね」

日々話しています。

問題集の解答編が年々分厚くなるのは、著者さんの親切心。

使わないのはもったいない~

 

「この文型で使える動詞表」は

「SVOほどしょっちゅう使わないけど、数が少なくて覚えきれるし、

 覚えとくと何かと便利だから、

 ちょっと手間だったけど

 まとめといたから、よかったら使ってね!」というありがた~い一覧表

 

 うまく使って身についてしまえば、動詞をみただけで

 修飾句、関係詞が入り組んだ長~い長~い英文でも

 うしろにOOがくるかな?とか

 これはOCが来るぞ、と

 予測読みができるので、リーディングスパンも伸びて

 複雑そうに見える英文がするするっと読み解けるようにもなります

 

 SVOメインの英語の世界だからこそ

 SVOOSVOCでも使える動詞は出てくるたびに意識して

 表でチェックしつつ覚えてしまうのが断然おすすめです!