蜷川実花の
蜷川実花による
蜷川実花だからこその
人間失格

色んなことが
頭の中にありすぎて
全て言葉にできない。。。




とりあえず
色と花が
ふんだんに使われていて
とても好きな世界観。

画角への収めかたも
わたしが言うまでもないのだけれど
とても素敵なものの連続。

綺麗だなぁと
うっとりと
感嘆してしまうのです。

愛人静子の部屋の
置いてあるものの配置まで
美しいなぁとか。

そして
小栗旬氏の収めかたも
さすがで
やはりわたしは
この人好きなんだなぁと
何遍も思わされてしまいました。笑
かっこいいの連続です。
小栗さんの手とか
顎のラインとか
昔から大好きなのですが、
そう言ったところも
とてもとても素敵に表現されていて
そういう意味では大満足です。笑

ただ、女性といる時のシーンより
その他のシーンのが
個人的には
小栗さんのことを
かっこよく感じたのですが、
これは、ダメ男っぷりを
強調した結果なのか?
はたまた小栗さんが
ラブシーンに
慣れていなかったからなのか?
わたしの錯覚か?笑
女性とのシーンと他のシーンでの
意図的につけた差とかあったのかなぁと
気になったりしました。

そして

何故か

ずっと抱いている違和感

すごく綺麗で
凄まじいシーンの連続なのに
結局わたしはずっと
この違和感を抱えたまま
すべてを見終えました。

実はいくつかレビューを見てから
映画を見たのですが
コメントは良いものばかりなのに
星の数がそれほどでもない事が
気になっていて、、、

こういう事だったのかなぁと
思ったり。。。

いまだに何に違和感を抱いていたのかは
わからないままです。

ちなみに
主題歌カナリアの鳴く空を
映画館のスピーカーで聞けたことも
音楽好きとしては
テンション上がるポイントでした!


悲しくも愚かで傲慢で
強くあれない
“人間”というものを
とにかく“美しい”に昇華した

とてもアーティスティックな作品でした。



【監督】蜷川実花
【脚本】早船歌江子
【出演】小栗旬/ 宮沢りえ /沢尻エリカ
               二階堂ふみ/成田凌 ほか