ハイボール分かったふりをして歩いてきた過去が虚しいだって振り返るとその犠牲者たちが恨めしげに私を睨んでいるではないか生まれて間もなく大人になってしまったようなインスタントな私の自我道すがら早すぎる終点に乗り換えはないものかとひとっこひとりいない駅でもっとも田舎の駅なんてこんなもんだと悟るには早すぎるのに電飾やネオン暮れの雑踏する街角酒を飲めない私は隅っこで独りグラスを傾けているいきつけでもないバーで小一時間回想に耽っている