長男坊は22才になる。

同級生は新社会人になる年。


長男は高校2年の時に中退して。

自宅でゲーム生活している。


重度の鬱病と診断され

ゲームがなかったら死んでたかも。

と言ったこともあった。


ゲームに浸る生活、昼夜逆転、

やるべきことやらないで、って

散々イライラして来たが、

どんなに親がイライラしたところで

なんも改善しない。


それどころか悪化する一方。


私は長男に何を望んでいたのか?

毎日を幸せに生きて欲しい、そう願うだけ。


でも、学校行かないならせめて

働いて欲しい、とか

夜は寝て、朝は起きて欲しい。

とか期待しちゃってた。

それくらい期待して普通だろ、と思っていた。




もう何が正解なのか失敗なのかも、

分からない。


何でも良い。

ただ長男が楽しくやりがいを見つけて

やる事に精一杯取り組んでくれたら。

健康で幸せに生きてくれたら。

(自活してもらわなきゃ困ると言うのは一旦さておき)




本人も今の状況に危機感を抱いてる。

本人が1番わかっていて1番苦しんでる。


もう彼を責めるのはやめにしよう。

無意識のうちに私は長男を責めていた。

それは、私自身が不安だったから。

長男がダメ男になっちゃうんじゃないかって、

私が恐れていたから。


私なんかの恐れや心配なんかより

長男の苦しみを取ることの方が

先決じゃないのか?


なんでこんなことに気付かなかったんだろう。



本気で話しをしに行ったら、

本人も言った。

「どうしたらいいの?」


22才にもなって、がんじがらめに

なってしまった現状を

どうしたらいいのか分からない。


そんな苦しいことってあるか?


私は長男の苦しみを味わって、

私だってどうしたらいいのか分からないけど

自分なりに提案してみた。


「まず、生活リズムを整えよう。

朝、起こすから、一緒に食べよう。

水を飲むだけでもいい。やってみよう」



それまで起こしても無反応だからと

放置して来た私だったが、

反応があろうがなかろうが、

毎朝、声をかける様にした。


起きれないこともあるが、

そして時間が空いてから来ることもあるが、

起きてくる様になった。



その次、私は「これだ!」

と言う本を読み聞かせる事にした。


長男が朝起きて来たタイミングで

その本を1ページずつ読む。


彼が携帯をいじくっていても

こっちを向いてなくても

聞いてないように見えても

注意せず気にせず、

私が読みたいから、

彼が少しでも聞こえてくれていたら

嬉しいな、そんなささやかな思いで

毎朝、読み聞かせている。


そしたら、継続して朝起きて来て、

何かしら口に入れて、本読みを聞く。


本当にささやかだけど、

こんな変化中。


まだ途中経過だけど、

私はこれを継続してみる。

効果があるのか変化が出るのか

分からないけど、とりあえずこれを

継続する。







ソテツっちゃんに花🌼が咲いてるとこ

初めて見た照れ