寄った本屋で立ち読みした本に
涙流れた![]()
生き物の死にざま
著者: 稲垣栄洋
例えば、タコ🐙
人生のうちに交接は一度きり。
雄は、直後に寿命を全うする。
雌は、たった1人で卵たちを命懸けで守る。
卵が孵るまで最大10ヶ月間も(月数は記憶曖昧)、飲まず食わず(海水は飲むのかなと思うが)、いつ敵が卵を襲うか分からないので、24/7体制で卵たちを守り抜く。
敵が来れば最後の全力を振り絞って撃退する。
卵がかえったのを確認して、安心した様に夫の待つ天国へと旅立つ。
タコは生まれながらにして両親の顔を見ないで育つ。
私は散々、夫が何も手伝ってくれない、仕事人間だ、と文句言い続けて来たが、タコは、愚痴を言う夫すら居なく、1人で何も食べもせず、いつ襲ってくるか分からない敵から1人で卵たちを守り、そして命を終える。
人間はなんて、ワガママなんだ。
タコの人生を思うと泣けて来た。
ごめんよ。
私がわがままだった。
タコの様に生きる事を思えば、人間って、なんて幸せなんだ。
タコは、卵の見守りだけで、子育てする前に天国行くんだね。
子育ての大変さを経験しないのは不幸なのか?幸せなのか?
そんなの測る事出来ないけど。
コウテイペンギンの子育て話も壮絶だった。
コウテイペンギンは、一夫一妻制。
雌が産んだ卵を最初に守るのは雄。
雄には卵を覆うポッケがお腹付近に付いていて、両足の上に卵を置いて、ポッケで覆って、極寒の冬から守る。
産まれた卵を雌から雄へとバトンタッチする際に、ポロりと落ちたらその場で即凍結死しちゃう程の寒さ。
命懸けだ。
雄は何も食べずに、卵を氷の上に落とさない様に大人しくじっと、待つ。
産卵のために夫婦は、海岸をかなり離れて内陸に移動して来る。
雌は、卵を産んだらすぐに雄にバトンタッチして、海へと向かう。
何キロも(何キロなのかは忘れたがかなりの距離)トコトコ短い脚で歩いて、海へたどり着く頃には産後の疲れと空腹で長距離移動でヘトヘト。
敵に襲われない様に捕食し、沢山沢山食べて、胃に食べ物を溜めて、再び夫と卵が待つ内陸へと長距離移動。
内陸には、コウテイペンギン雄&卵の大群が待つ。 どんなに大勢居ても、自分の夫を探し出し、餌を分かち合う。
雌が戻って来なければ雄&卵は餓死する。
まじ命懸けだ。
雌が戻って来て、少しの腹ごしらえをしたら、雌雄交代して、今度は雄が海へと狩りに行く。
これを何度繰り返すのか忘れたが、命懸け壮絶な子育て。
氷点下な環境じゃないだけで、どんなに恵まれてるのか。
