クリスマスイブのガストにて・・・
予想に反して、店内は混雑していてウェイトレス不足らしく、待たされる客が苛立った表情を見せ始めていた。
私たちより一足遅く入ってきた4人家族。やっと出てきたフライドポテトがぬるかったらしく、父親が若いウェイトレスに向かって怒鳴った。「30分も待たせておいてこんなぬるいもん出すのか!すぐに揚げなおして来い!」
そんな言い方しなくても。。。と思いながら待っていると自分の料理が運ばれてきた。味噌汁を開けると、蓋にはポテトサラダらしきものが付いていた。うーん、どうすればいいかな。inchoは、「お前次第だ」としか言わない。次の料理を運んで来たウェイトレスに、蓋を見せると、申し訳なさそうな顔をして、瞬時に新しいのを持ってきてくれた。
後ろの若い女の子2人組も、運ばれた料理が冷たいと言っていたのが聞こえた。
見渡すと、怖い目つきで料理を待つお客さんで一杯。お腹が減ると、機嫌が悪くなる、人間の自然の摂理なんだろう。まさかクリスマスイブにこんなに客が来るとは予想がつかず、バイトを少なく手配したのか?それとも、イブだからバイトは出来ない、と断られ人手不足だったのか。どうだろうね?なんて暢気に話しつつ、最後にinchoが頼んだものがやってきた。
「鉄板が熱いので気をつけてください」と言われたが、鉄板は冷たいし、中の料理も冷めていた。 「冷たいって、言わないの?」私が聞くと、「オレは紳士だから・・・」とincho。残さず全部食べていた。
紳士って、言いたいことを我慢することなの? としばし考えたが、周りの状況を見て、そこで敢えて言うことも無い、言いたくないというのも分かった。