入院していた2人部屋から個室に移され、孤独で暗く寒い夜だったのをよく覚えている。



その病院では、帝王切開前夜から術後翌日まで個室に移る決まりになっていた。前夜は寂しいから一人部屋じゃなくていいのに・・・と強く思った。



2001年2月7日(水)は、前置胎盤と診断されていた為、予定帝王切開術が行われる前日だった。



「陣痛が起きれば5分以内に処置をしないと大量出血して母子共に死亡する危険がある」と脅され、1月末から強制入院させられていた。



最後の診察でも、胎児はとても小さくて、あと一週間入院して胎児を成長させ帝王切開を14日に延ばす選択肢も与えられたが、何よりも入院生活が苦痛だったので予定通り8日に決めた。延ばした場合、万一出血したり陣痛が起きた際には緊急帝王切開となり、先生が落ち着いて手術できない可能性があると聞かされたのもあり。(先生が予定帝王切開するのが木曜日と決まっていた)



赤ちゃんは無事産まれてくれるだろうか。



自分は死なないだろうか。



何ヵ月も妊娠していたのにいまいち、「赤ん坊が出てくる」ということが想像つかず、出てきた子が可愛いと思えるだろうか、などと真剣に心配していた。



手術は痛いのだろうか。麻酔はちゃんと効くだろうか。恐怖だった。



あの怖い晩から丸7年が経つとは。