最近、子供たちが可愛くて仕方が無い。



ちょっと前の私には有り得なかった感情だ。自分の子供は愚か、街で子供の泣き声がするだけで嫌気が指していた時期があった。



それが、反抗期ピークを過ぎようとしている次男ですら、ギャーギャー泣いている時ですら、今は可愛く愛しく思えて、そういう時には以前なら「どうしたの!」と怒り飛ばしたりしていたが、今は同じ言葉でも優しい口調で「どうしたの?」と聞いて抱きしめてあげることが出来る。そうすると、割とすぐに落ち着き、泣き止む。厳しい口調で言っていた頃は更に泣きが激しくなり収集がつかなくなる事もしばしばあったのに。



昔に知って、すごーーい!と感動した、「北風と太陽」の話を最近よく思い出す。



北風と、太陽が、旅人の上着をどちらが先に脱がせるか競う、お話だった。最初は北風が、力ずくで旅人の上着を脱がせようと、ビュービューと厳しく冷たい風を吹き付けた。幾ら吹いても、上着は脱げるどころか、旅人はより一層強く上着をつかんで着た。次は太陽の番。さんさんと暖かい太陽の光が輝き、どんどん気温も上がって行った。すると、旅人は自ら上着をするりと脱いだ。 



人に何かをやらせるのはとても難しいこと。それを強いる事は逆効果、相手が自ら行動するように温和に仕向ける事が逆に早道だったりする。



さて話は戻り、私がなぜ鬼母から優しい母に転身出来たかということには幾つか要因がある。


まず、鬼母な自分が嫌で嫌で脱したいという気持ちから、常にどうすれば脱せるのか考えていたこと。


すると、周りの温和なお母さんの子供に接する姿が目に飛び込んで来る。

ああやって接してあげたいな。と思った。  

ママイキという、ママがイキイキする為のセミナーに参加してみた。

すると、ママが心に余裕を持つ事が最も大事、ということが分かった。 

「最初はなかなか上手く行かなくても、一度でも子供を叱り飛ばさず

余裕を持って接する事が出来れば自分を褒めてあげてください。」


というコーチの言葉を何度も思い出した。 


ちょっと前に、私の勤める幼児教室・塾の社長とランチする機会があった際に、

”自分の事を幸せと思える子供”はどうやって育てれば良いのか聞いてみた。

すると、「それは簡単。ただ、愛してあげればいいんですよ!」


と自信たっぷりの答えが返ってきた。

最初は、「愛すること」ってどういうことだ??と何度も何度も考えていた。

そうしたら、自然と出来るようになっていた。


不思議なものだ。



今でも、100%天使の母ではないけれど(そんな人間は存在するのか?)、子供に感情的に叱り飛ばす回数は減ってきている。何よりも、子供たちが可愛いと思える事が嬉しい。幸せを実感できる。これこそが最高の幸せなのではないか、なんて思う。



振り返れば三児の母になって1年半が過ぎた。母だって、環境に慣れるのに時間が掛かって当然だよね?



これからも試練は更にランクアップしてやって来るだろうけど、また谷に落っこちた時には心に余裕を持つ事、自分を認めてあげることを思い出したい。