「新規開業資金」を借り入れるのは、開業する上で必須だった。



にもかかわらず、その査定がかなりギリギリの線だったということを後に聞いて、私は冷や汗が出た。物件も借り入れて、機械なども購入して、工事も進めようとしている段階まで来て、資金を借りれないということに万が一なっていたら一体どうしていたんだろう?? 



この手の審査には色々なコツがあるらしく、最初に夫が頼ったコンサルタントのアドバイスに従っていたら審査の段階でおかしな面を指摘されたりして、結局自分でいろいろと調べ上げて大変な思いをしていたように思う。(私は2子の育児&妊婦だったので夫を助ける程の余裕は持ち合わせていなかったので本当に孤独の戦いだったのだろう)



用意した事業計画のフォーマットが提出期限前日にダメだと言われ、徹夜で自力で呻きながら書きあげたこともあった。



ノウハウというのも、ピンポイントに色々違うんだなと勉強になったことだった。ある種の開業資金支援金団体の申し込み法に詳しかったとしても、別の団体によるものだと全く手法が違ったため、上記のトラブルが起こったらしい。まあ、開業前にもいろいろと勉強になったものである。



「開業前はいろんな人が周りに集まって来て色々言うけど、結局最後の責任は自分に降りかかって来るんだね。」



夫はつぶやいたのだった。



その時々で、力になってくれる人を自分で見極めなければならない、ということらしい。