■対象は、自己を知り反応を変える手がかり
恐れや不快感を感じる対象を直視し向き合えば今まで見えなかった実体が明らかになり未知の部分が既知へと変わり記憶内の分類と整理が進行します。また自己が何に負の感情(恐れ、不安、嫌い(不快)など)を感じどのように反応しているのかを観察し理解すると対極の正の感情(喜び、安心、好き(快)など)が意識化され反応の習慣を変える方向性と動機が明確化します。そして対象への深い負の感情がなければ自己の正の感情や望みや弱点にも気が付けなかったという経験の意味を見出し再解釈(結合)された対象の記憶は、やがて見るものと見せるものの役割を終え解放(負と正の中和)されていきます。ここで注意が必要なことは、負の感情が行き過ぎると孤立し正の感情が行き過ぎると依存が進行するので何事も『度を越すなかれ』ということです。
なんとなく感じる恐れや、不安、イライラ、不快感、ストレス、疲れなどは意識化できない潜在記憶プログラム(反応の習慣)の働きが考えられるので「筋力ガイドイメージ法」で自己を観察すると原因が明確化する可能性があります。
上記は、「見る」で触れた秘密の鍵の一部ですがつづきは別の機会に書こうと思います。
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