イメージ法の前半は、「イメージ呼吸法の習得編3光導入法」で習得済みですので後半を習得します。

苦しみ(孤独、不安、喪失、恐れ等)に向き合うには、心の強さが必要であることが解りました。しかしまだ準備ができていないため対象と一定の距離を保ち対峙しなければ心の傷の記憶が再生され感情の嵐に巻き込まれてしまうことが予想されます。ここでは、準備ができるまで対象と一定の距離を保つ方法と避難する方法を習得してから次の段階に進みます。

【目的】

目的は、心と体の中にある苦しみを吐き出すことです。

【練習】

口から吐く機能として息を吐く、嘔吐(食べ・飲み過ぎ、傷んだ食物、有害食物、異物)、咳・くしゃみ(気管の粘膜上の痰や鼻水)、声・言葉(苦痛、不満、愚痴、ストレス発散)などがあり本能から行う反射動作や無意識・意識的な動作まであります。この馴染みのある口から息を吐く機能と声に出す機能を組み合わせて苦しみという対象をイメージして息を吐く時にハーと声を出して吐き出します。(模擬的に嘔吐する動作を加えるとより実感が湧くと思いますが本物にならないように…)

次に苦しみという対象と一定の距離を保つ方法ですがイメージ呼吸法の習得編3光導入法で光を心と体全体に行き渡るようにイメージしました。この時光が行き渡らない暗い場所は、無意識に嫌い(不快)な反発力が働いている場所です。この心と体全体の明暗分布図を基に暗い場所を俯瞰でイメージし対象と一定の距離を保ち前記の吐き出しを行います。

そして苦しみという対象に巻き込まれ(集中し)そうになった場合の退避する方法は、イメージ呼吸法の習得編3光導入法での光源へ集中し切り換える方法です。


実践編として一度まとめますがイメージ呼吸法の習得編は、1環境、2呼吸法、3光導入法、4イメージ法で終了します。


次回の記事「心のストレッチ