人生に訪れるピンチは、いつどこからやってくるか解りませんし誰かが助けてくれくれるかも解りません。これから習得する技能は、いつでもどこでも一人で自分自身を安定的に運転していく道具です。シンプルな道具ほど使いやすく良い働きをしますので環境、慣例、手順、使う用語等も目的に沿う形に簡素化します。

練習を行う時の理想の環境と心と体の姿勢
(各項目は条件ではなく練習のしやすさと考えてください)

(1)環境

・気が散らない落ち着ける場所(好きな人、物と嫌いな人、物、場所は避ける)
・静かな場所(TV、PC、携帯電話、ゲーム、音楽プレーヤー等は電源OFFか待ち受け)
・明るい場所(太陽光が理想、暖色系の照明等)
・空気が綺麗な場所
・暑過ぎたり寒過ぎない場所(服装等で補えればOK)
・背筋を伸ばして座れる場所(椅子、ベンチ、ベッド、床、地面等で硬ければクッションを敷く)
・呼吸や体の動きを圧迫しないゆったりした服装

(2)心と体の姿勢

・心と体のどこかに負担が掛からないよう楽に座ります。*1 *2 *3 *4
・座る方向は光源(太陽や照明)に正対するようにします。(太陽熱を感じられるのが理想)
・背筋を伸ばし顔を正面に向けます。(椅子ならお尻を深く座ります。)
・準備運動として首と肩をゆっくり回しストレッチしておきます。

*1 足を組む座法等の指定はありません。(足を伸ばした状態でOK)
*2 座ると逆にお腹や肺が圧迫され呼吸が難しくなる方は寝た状態でもOKです。
*3 直立しても行えますが貧血等で倒れ怪我をする可能性があるので座ります。
*4 呼吸器系の疾患、光アレルギー、何らかの症状がある方は中止し病院へ行きましょう。

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