【EU離脱をめぐる混乱がイギリスの政権交代につながり、新しい労働党政権はベーシックインカムの導入と核兵器の放棄を行うであろうことについて】
イギリスが迷走しています。イギリスは、3年前に国民投票でEUからの離脱を決定したものの、EUとの間で離脱後の関係について合意に到達出来ず、このままでは合意なき離脱が起こりそうです。

合意なき離脱となった場合、イギリスの経済的混乱は避けられず、また、多くの外国企業がイギリスから去り、失業者が増大することになるでしょう。その結果、保守党は国民の信任を失い、政権交代が起こり、労働党政権が成立するでしょう。
労働党のコルビン党首は、かねてよりベーシックインカムの導入と核兵器の放棄を主張しています。新しい労働党政権が、これらの政策を実施する可能性があります。[1][2]

また、もし仮にイギリスがEU離脱に関する国民投票を再度実施し、結局EUにとどまるという決定に至った場合も、この3年間の混乱を招いた保守党は国民の信任を失い、政権交代が起こるでしょう。労働党政権が成立し、ベーシックインカムの導入と核兵器の放棄を実施することになります。
18世紀以降、イギリスは、良い意味でも悪い意味でも、次の時代の先鞭をつける役割を果たしてきました。世界で初めて産業革命を実現し、植民地獲得競争や帝国主義をリードし、第2次大戦後は「ゆりかごから墓場」までという福祉国家を実現、さらに1980年代のサッチャー政権では新自由主義を標榜して国営企業の民営化を実施、2003年のイラク戦争ではイラクが核兵器を保有しているという誤情報をアメリカに伝え開戦に導きました。
そもそも3年前のイギリスのEU離脱の決定も、ドイツやフランス主導でEU統合が進み、EU内でのドイツおよびフランスの影響力の拡大に業を煮やしたイギリスが、EU弱体化を画策するアメリカの指示の下、EUの分裂を狙って行ったものだったのかも知れません。イギリスは、自分たちがEUを離脱すれば、EUに不満を持つ他の国々もあとに続き、EUは分裂・崩壊すると見込んでいたのかも知れません。
ところが、イギリスに続いてEUを離脱する国は現れず、イギリスとアメリカの目算は外れてしまいました。その結果、イギリスは離脱を決定したものの、逆に孤立し、自らの離脱決定の収拾に苦労する立場に追い込まれました。


EUを離脱するにせよしないにせよ、イギリスに残された道は、政権交代で労働党政権を成立させ、ベーシックインカム導入と核兵器放棄を実現させることだと思います。
ベーシックインカム導入と核兵器の放棄は、世界各国が21世紀に実現すべき課題です。皮肉なことに、イギリスは、意図しない形で、再び次の時代の先鞭をつけることとなるでしょう。
ちなみに、イギリスのベーシックインカム導入と核兵器の放棄は、日本の政治にも影響を与えることになります。日本は、良い意味でも悪い意味でも、イギリス・アメリカの模倣をすることで国の成り立ちを定めてきました。
イギリスのベーシックインカム導入と核兵器の放棄を受け、また間もなく起こる官製バブル崩壊を受け、主体性なき日本でもベーシックインカム導入と脱原発を求める世論が強まるでしょう。それが、日本における政権交代につながり、新政権はベーシックインカム導入と脱原発を実施することになるでしょう。
参照資料:
(1) "Jeremy Corbyn on nuclear weapons: What is Jeremy Corbyn's policy on nuclear weapons?", June 5th 2017, Express
(2) "Universal Basic Income: Jeremy Corbyn considering backing radical reforms", August 7th 2016, Independent
註記: 上記の見解は、私個人のものであり、いかなる団体あるいは政党の見解をも反映するものではありません。
私自身は、いずれの政党・政治団体にも所属していません。あくまでも一人の市民として、個人として発言しています。民主主義と平和を実現するために発言しています。
イギリスが迷走しています。イギリスは、3年前に国民投票でEUからの離脱を決定したものの、EUとの間で離脱後の関係について合意に到達出来ず、このままでは合意なき離脱が起こりそうです。

合意なき離脱となった場合、イギリスの経済的混乱は避けられず、また、多くの外国企業がイギリスから去り、失業者が増大することになるでしょう。その結果、保守党は国民の信任を失い、政権交代が起こり、労働党政権が成立するでしょう。
労働党のコルビン党首は、かねてよりベーシックインカムの導入と核兵器の放棄を主張しています。新しい労働党政権が、これらの政策を実施する可能性があります。[1][2]

また、もし仮にイギリスがEU離脱に関する国民投票を再度実施し、結局EUにとどまるという決定に至った場合も、この3年間の混乱を招いた保守党は国民の信任を失い、政権交代が起こるでしょう。労働党政権が成立し、ベーシックインカムの導入と核兵器の放棄を実施することになります。
18世紀以降、イギリスは、良い意味でも悪い意味でも、次の時代の先鞭をつける役割を果たしてきました。世界で初めて産業革命を実現し、植民地獲得競争や帝国主義をリードし、第2次大戦後は「ゆりかごから墓場」までという福祉国家を実現、さらに1980年代のサッチャー政権では新自由主義を標榜して国営企業の民営化を実施、2003年のイラク戦争ではイラクが核兵器を保有しているという誤情報をアメリカに伝え開戦に導きました。
そもそも3年前のイギリスのEU離脱の決定も、ドイツやフランス主導でEU統合が進み、EU内でのドイツおよびフランスの影響力の拡大に業を煮やしたイギリスが、EU弱体化を画策するアメリカの指示の下、EUの分裂を狙って行ったものだったのかも知れません。イギリスは、自分たちがEUを離脱すれば、EUに不満を持つ他の国々もあとに続き、EUは分裂・崩壊すると見込んでいたのかも知れません。
ところが、イギリスに続いてEUを離脱する国は現れず、イギリスとアメリカの目算は外れてしまいました。その結果、イギリスは離脱を決定したものの、逆に孤立し、自らの離脱決定の収拾に苦労する立場に追い込まれました。


EUを離脱するにせよしないにせよ、イギリスに残された道は、政権交代で労働党政権を成立させ、ベーシックインカム導入と核兵器放棄を実現させることだと思います。
ベーシックインカム導入と核兵器の放棄は、世界各国が21世紀に実現すべき課題です。皮肉なことに、イギリスは、意図しない形で、再び次の時代の先鞭をつけることとなるでしょう。
ちなみに、イギリスのベーシックインカム導入と核兵器の放棄は、日本の政治にも影響を与えることになります。日本は、良い意味でも悪い意味でも、イギリス・アメリカの模倣をすることで国の成り立ちを定めてきました。
イギリスのベーシックインカム導入と核兵器の放棄を受け、また間もなく起こる官製バブル崩壊を受け、主体性なき日本でもベーシックインカム導入と脱原発を求める世論が強まるでしょう。それが、日本における政権交代につながり、新政権はベーシックインカム導入と脱原発を実施することになるでしょう。
参照資料:
(1) "Jeremy Corbyn on nuclear weapons: What is Jeremy Corbyn's policy on nuclear weapons?", June 5th 2017, Express
(2) "Universal Basic Income: Jeremy Corbyn considering backing radical reforms", August 7th 2016, Independent
註記: 上記の見解は、私個人のものであり、いかなる団体あるいは政党の見解をも反映するものではありません。
私自身は、いずれの政党・政治団体にも所属していません。あくまでも一人の市民として、個人として発言しています。民主主義と平和を実現するために発言しています。