【擬似政権交代 VS 真の政権交代について】

9月27日、民進党の前原誠司氏が、突然、民進党は希望の党に合流するという発表をしました。民進党内保守派および民進党を離れ希望の党に参加した保守派議員による策謀であると思います。

しかしながら、政党合流の決定は、党代表や執行部の権限を逸脱しており、前原誠司氏の発表は全く効力を持ちません。

岡田克也元代表や枝野幸男元幹事長など民進党内のリベラル派は、会合を開き、対応を検討。報道によると、27日夜、岡田元代表が前原誠司氏と会談したそうです。岡田元代表は、前原誠司氏に対し、無効・無意味なことをするのをやめるよう、叱責したものと思われます。

そもそも27日に発足した希望の党は、第2自民党であり、”擬似”政権交代のための、急造のでっち上げ団体にしか過ぎません。希望の党は、核武装論者・小池百合子が率いる、憲法改正・核武装のための集団です。

仮に自民党と希望の党の間で政権交代が行なわれても、それは、見せかけだけの”擬似”政権交代にしか過ぎず、特定秘密保護法・安保法制・共謀罪法が維持されたまま、憲法改正・核武装が加速化するだけでしょう。日本国民から選択肢を奪い、日本を軍事国家にし、北朝鮮・中国に対し、核武装で対抗させようという、アメリカのオフショア・バランシング戦略です。

民進党リベラル派は、民進党・共産党・社民党・自由党による野党4党の協力を維持することこそが、立憲主義と平和主義を実現する、真の政権交代への道であることを、国民に訴えるとともに、民進党内へ通知・徹底すべきです。

民進党・共産党・社民党・自由党の野党4党が協力し、候補者を一本化すれば、小選挙区制の下では、一瞬で真の政権交代が可能です。