金曜日のアメリカ株はゴルディロックスを満喫する週末。ダウ+0.47%、SP500+0.78%、ナス+0.98%、フィリー半導体は+0.79%、ラッセルは+0.17%。ハイイールドは小動き、リートは安め。VIXは15.15。米国債は少し金利上昇。為替はドル>ユーロ>円の順だけど小幅、豪ドルも動きは小さく平穏。コモディティは原油0.00%、金+1.10%、銅+1.70%。期待インフレ10年は少しに上昇するものの、国債の上昇とほぼ同程度で、実質金利は動かず。
全体は値上がりが多く(値上がり50%、変わらず4%、値下がり50%)、SP500のセクター別の値上がりは情報技術(IT)+1.22%、コミュニケーション+1.21%、金融+0.91%、値下がり上位は不動産-0.82%、公益-0.45%、資本財・サービス-0.01%。
基本的にはゴルディロックスを満喫する相場で、大型グロースがしっかりで相場を下支え。VIXが低いのでどうにでもという感じ。関税がやや過去のものになりつつある中で、今度はロシアウクライナ戦の解決に期待という感。どちらかといえば欧州のほうが好材料にはなるけれど、トランプ大統領の意向と欧州の意向には大きなギャップがあるのも事実ではある。
ゴルディロックスを満喫する中で、さらに日経平均はそれを満喫するという相場で先物は42300円どころで引け。
**********
月曜日のアメリカ株はCPIを警戒で。ダウ-0.46%、SP500-0.25%、ナス-0.30%、フィリー半導体は-0.14%、ラッセルは-0.09%。ハイイールドは引き続き小動き、リートは小幅安。VIXは16.25。米国債は小動き。為替はドル>ユーロ≧円の順だけど小幅、豪ドルも動きは小さく平穏が続く。コモディティは原油+0.10%、金-2.50%、銅+0.70%。期待インフレ10年はごくわずかに上昇するものの、金利がほぼ横ばいで、実質金利は目立って動くでもなく。
全体は値下がりが多く(値上がり42%、変わらず4%、値下がり54%)、SP500のセクター別の値上がりは生活必需品+0.17%、一般消費財+0.14%、ヘルスケア+0.07%、値下がり上位はエネルギー-0.79%、不動産-0.65%、情報技術(IT)-0.56%。
アメリカが動いていないのは、CPI(消費者物価指数)の結果待ちで、雇用に関しては弱含みっぽい感じで利下げには追い風だけれど、あとは物価と。原油が安めなので、インフレ自体は落ち着いているものの、トランプ大統領の移民規制で雇用の引き締まりと関税の不透明感での緩みとの中で賃金がどうかと。
日本は需給だけで飛ぶという、俗に言う踏み上げ。本当にこういうのは苦手でお盆だしということで、取引もなし。もういいか。
皆さまよい休暇をお過ごしください。次の更新は18日の予定です。