金曜日のアメリカ株は一服。ダウ-0.32%、SP500-0.29%、ナス-0.50%、フィリー半導体は-1.89%、ラッセルは-0.30%。ハイイールドは小幅高、リートも小幅高。VIXは14.85。米国債は全体に少し金利低下。為替はユーロ>円≧ドルの順、豪ドルは円とユーロの間で特筆することもない。コモディティは原油+0.10%、金+0.50%、銅-0.20%。期待インフレ10年はごく少し上昇で、10年債が金利低下した分と合わせて、実質金利10年は少し低下して+2.186%とやっと一服。

 

全体は値上がりが多く(値上がり50%、横ばい4%、値下がり46%)。SP500のセクター別の値上がり上位はコミュニケーション+1.09%、公益事業+1.07%、生活必需品+0.36%、値下がり上位は情報技術(IT)-1.09%、エネルギー-0.98%、一般消費財-0.54%。

 

何かと言われるとあえていえば、テキサスインスツルメンツ-7.52%、マイクロチップ-5.34%、アナログデバイセズ-4.81%、インテル-3.43%など半導体の中でも、AI関連とは離れたところの銘柄群。シリコンサイクルでいえばおおよそ3~4年のピークが今頃っぽいので、日本でもそういう銘柄(SUMCOなど)はさえないので、そういう動きかと。しかし追っかける気までは起らず。日経平均先物が40480円付近で戻ってきたのが理解できずに、これといったのもなく今日は見送り。

 

見送って様子をみると、今日はアドバンテストやエレクトロンあたりが大きく売られて、TOPIXはプラス圏で日経は小幅安。日経は安いものの、値上がり銘柄が圧倒的に多い日。

 

半導体関連でもAI関連が特に売られている理由として、中国で開発された高性能AI「Deep Seek」がアメリカで開発競争しているOpenAI、メタ等の開発しているAIと比較しても優れているらしいと。中国は半導体の輸出規制によって高性能の半導体は手に入らないはずなのに、そういう規制下でも優れたAIモデルができるならば、今までのアメリカの開発競争はどうなのよ?ということのよう。ただ、一部では実は高性能のエヌビディア半導体をすでに中国が持っているからできたという見方もあり、実際にはよくわからない。今の時点では(事実かどうかは別として)売りの材料にはされているようではある。

 

取引もしていないので、これで終わります。