木曜日のアメリカ株は金利上昇が重し。ダウ+0.04%、SP500-0.09%、ナス-0.10%、フィリー半導体は-1.56%、ラッセルは-0.62%。ハイイールドは小幅に続落し、リートも続落でどちらも上値は重い。VIXは24.09と少し低下するものの元の水準まではまだまだ遠く。米国債は短期こそ若干の低下ではあるが、中長期は金利上昇が続く。為替はドル≧ユーロ>>円の順、豪ドルはドルよりもこじっかりでリスクオフ感は今日はなく、ただの円安。コモディティは原油-0.90%、金-1.70%、銅-2.00%。期待インフレ10年はごく少し低下し、10年債金利が上昇で合算すると実質金利10年は+2.276%と今年の最高値、去年11月13日以来の水準まで上昇、金融コンディション的には本当に悪い。
全体は値下がりが多く(値上がり40%、変わらず4%、値下がり56%)、SP500のセクター別では値上がり上位は公益事業+0.48%、金融+0.40%、情報技術(IT)+0.19%、値下がり上位は不動産-1.69%、素材-1.08%、エネルギー-0.99%。
まず、日銀会合は想定通りに据え置きなのは良いとして、植田総裁が春闘の賃上げの状況を見たいなどといったものだから、利上げは来春までずれ込むという見方になり強烈な円安に。せっかく来月の利上げを折り込みつつある中で、こんな不用意な発言をしてどうするの。
それはさておき、アメリカは急落の後だったけど上値の重さが目立つことに。やはり金利高を嫌がる小型株はさえないし、マイクロンの決算から半導体関連も重く。大型グロースは、アップル+0.70%、MS-0.08%、エヌビディア+1.37%、アマゾン+1.26%、テスラ-0.90%、メタ-0.27%、アルファベット+0.06%、ブロードコム-2.37%、TSMC-0.47%と、直近値動きの重かった銘柄はややこじっかりで、こちらが主導という感はなく。
目立って買われたものはなく、目立って売られたのが、決算がダメだったマイクロン-16.18%、ウェスタンデジタル-6.17%、ラムリサーチ-5.31%など半導体の一角と、レナー-5.16%、ビルダーズファーストソース-3.78%、DRホートン-3.20%とハウスメーカーがさえない。金利上昇が嫌気されたのだろう。昨日も下げたけど、やはり米国金利が上昇しているので為替が円安に振れるというノイズはあるけど住友林業を売ろうかと。
結果(税手数料別)
1911 住友林業
09:00 売り 200株5261円
09:01 売りあがり 200株5296円(平均)
09:02 売りあがり 200株5329円
09:21 決済 200株5291円
09:24 決済 200株5281円
09:33 決済 200株5271円
+8600円
売りあがりが3回というのは、あまり良い取引ではなく。今日こそ売り指しから入る日だったな。それでも上値が重くて、何とかなったが。円安という変なノイズが入ってやりにくいな。火消しか口先介入かわからないけど下手に為替が動くと、8月の逆のような動きにならなければいいけど。アメリカもやや地合いが悪そうなのでね。
日本も円安で、四苦八苦だけれども、韓国やブラジルもきついのではないか。年末でクリスマス前後という比較的取引の薄い(流動性の低い)時期に入りつつあるけど、無用に大きい動きになる懸念が。アメリカもドル高金利高できついけど、いつものゴルディロックスっぽい感じがないのでね。新規に資金を入れるよりは、年内は休みでいいんじゃないと思うけど。それでも、12月の権利とか、掉尾の一振りとか、受け渡しの関係でNISAの来年の枠が27日に解放とか言われるのだろうか。