木曜日のアメリカ株は重く。ダウ-0.44%、SP500-0.17%、ナス-0.04%、フィリー半導体は+0.51%、ラッセルは-0.82%。ハイイールドは小幅安、リートはやや売られる。VIXは20.49と雇用統計前のヘッジがあって上昇。米国債は全体にまあまあに金利上昇で、10年が久しぶりに3.8%を超える。為替はドル>ユーロ>円の順だけど小幅、資源国通貨は弱い。コモディティは原油+5.10%、金+0.40%、銅-2.10%。期待インフレ10年は横ばいで、米国債が金利上昇した分がそのまま上昇となり、実質金利10年はまあまあな上昇に。

 

全体は値下がりが多く(値上がり33%、変わらず5%、値下がり62%)、SP500のセクター別では値上がり上位はエネルギー+1.58%、情報技術(IT)+0.60%、コミュニケーション+0.24%、値下がり上位は一般消費財-1.28%、素材-1.15%、不動産-0.98%。

 

バイデン大統領とイスラエル首相との会談の後、イラクの石油施設への攻撃に関して協議中と発言したという報道をきっかけに、原油が大幅高に。経済指標が底堅く推移したのもあって、原油と金利が連動するという最近の傾向通りに金利も上昇。金利上昇を嫌がる小型株が弱くラッセル2000が低下。一方前述の理由で原油関連は上昇。香港が一服で中国関連である素材などは一服。ただ全体にみれば雇用統計前の様子見か警戒ムードが漂う。

 

唯一思いついたのが、見ての通りで原油関連からINPEXの買いになるけど、気配があまりに高すぎて。アメリカも原油価格の上げの割には株価は控えめな感じで、せめて押し目でないととダメもとで2125円に買い指しは入れてみるものの、さすがにそれはきつすぎて約定しない。よって取引はなし。

 

さすがに雇用統計待ちとしか言いようがない。すみませんがこれで失礼します。