水曜日のアメリカ株は小動き。ダウ+0.09%、SP500+0.01%、ナス+0.08%、フィリー半導体は+1.48%、ラッセルは-0.19%。ハイイールドは小動き、リートも小幅安だけど陽線で売り込まれてはいない。VIXは18.90。米国債は全体に金利上昇で、中長期のほうが少し利回り上昇は大き目。為替はドル>ユーロ>>円の順、資源国通貨はしっかり。コモディティは原油+0.40%、金-0.80%、銅+1.30%。期待インフレ10年はわずかに上昇で、米国債が金利上昇で相殺しきれず、実質金利10年は少し上昇になる。

 

全体は値下がりが多く(値上がり45%、変わらず5%、値下がり50%)、SP500のセクター別では値上がり上位はエネルギー+1.12%、情報技術(IT)+0.59%、金融+0.10%、値下がり上位は生活必需品-0.78%、一般消費財-0.78%、コミュニケーション-0.44%。

 

イランとイスラエルは報復合戦の泥沼にはならなさそうということで、リスクオフが深化することはなくむしろやや金利上昇。半導体は反発。昨夜日銀植田総裁と石破首相の会談後に、石破さんが今すぐ利上げする状況ではないという発言から、一気に円安へ。総裁選の逆転で動いた分がそのまま戻ってくるようなイメージ。でも高市さん期待の分まで全部戻る必要はあるのかは何とも。円安で半導体高は日経が上げる時っぽい感はある。アメリカ自体は基本的には小動きで、中国関連は反落はしていない。日経は38700円処まで戻るが、ほぼ為替分っぽい。

 

あくまでも、円安に振れて為替の下駄だけで上げたいうことを考えると、半導体以外は無理に買うような気は起らず。逆に売りは、アメリカで必需系はドル高でもさえないのだから、円安ならばなおのこと日本では売りでしょということで、ニトリと日清食品を売ってみることに。買いは半導体になるけど気配が高くては追っかける気は起こらない。売りしかないのは心もとないけど、アメリカがリスクオフではないけどリスクオンでもないのでそうそう上値は追わないと思うのだけど。

 

結果(税手数料別)

2897 日清食品

09:00 売り 400株4040円

09:21 決済 400株4001円

+15600円

 

9843 ニトリ

09:00 売り 100株20930円

09:12 決済 100株20710円

+22000円

 

ニトリが寄り直後は板が薄くて気が気でなかったけど、そこそこ上手く取れた。日清も上手く取れたか。こういう感じで2銘柄とも取れると本当に有難いな。後になって気づいたのは、月曜に全面安の中でも逆行して金融株が買われていたので、その逆もしかるべきだとMUFGあたりを売っていればなというのはちょっと心残り。

 

さすがに香港は11時30分で3%ほど安いようだけど、日本株には大きくは関係しないらしい。昔は香港が開く10時半に日本株が大きく動いたという記憶があって、こういうデカップリングには隔世の感がある。同じく2006年頃だったか、日本の機械受注の良し悪しでファナックが動いて日経が乱高下だったな。今はその名代はファストリがつとめているが。