水曜日のアメリカ株は最後は上昇へ。ダウ+0.31%、SP500+1.07%、ナス+2.17%、フィリー半導体は+4.90%、ラッセルは+0.08%。ハイイールドは小幅に高く、リートは少し安い、ただ両方とも寄り安からの陽線での切り返し。VIXは17.69。米国債は少し金利上、やや短期のほうが金利上昇が大き目。為替は円≧ドル≧ユーロの順だけど日中の大回しを終えてみればごくごく小幅な差、資源国通貨はこじっかり。コモディティは原油+2.40%、金-0.20%、銅+1.00%、期待インフレ10年は小幅に上昇して、10年債の金利上昇とほぼ同程度で実質金利10年は低水準のまま。

 

全体は少し値上がりが多く(値上がり50%、変わらず6%、値下がり44%)、SP500のセクター別では値上がり上位は情報技術(IT)+3.25%、一般消費財+1.32%、コミュニケーション+1.03%、値下がり上位はエネルギー-0.93%、生活必需品-0.88%、金融-0.39%。

 

SQ前の魔の水曜日と書いたら、後場に円高と合わせて強烈な仕掛けで下に振れたものの、引け際に買戻しがあって終了。アメリカのSQは来週だけど、下に振ってから上昇。ただしこちらはプラ転したので、日本はマイナス分を否定した分が乗っかって日経先物は大幅高36520円で戻ってくる。

 

CPIのコア指数が小幅に上振れしインフレ鎮静化が少し後退した感じから次回の利下げは0.25%に傾きつつ。催促しながらも、今回はないと分かってからの変わり身の早さ。でも金利が大きく上昇はしていないので、傾向としての金利低下が止まったわけではなく。

 

そんな昨日は、エヌビディアCEOの強気発言から半導体が火を噴いて、エヌビディア+8.10%、スーパーマイクロ+7.92%、ブロードコム+6.79%、モノシリックパワー+5.60%、KLA+4.96%、AMD4.91%、ラムリサーチ+4.82%、TSMC+4.80%と大幅高。半導体に連れて大型グロースもアップル+1.16%、MS+2.13%、アマゾン+2.77%、メタ+1.39%、アルファベット+1.68%など大幅高。あとはカハラハリス候補の当選期待からのファーストソーラー+15.19%、アルベマール+1.368%、AES+8.63%など再生可能エネルギーや太陽光関連銘柄など。

 

ただ全体としてみれば値上がり銘柄が特に多い訳ではなく、小型株から大型グロースへの回帰というふうにみえ、全体よりも指数がしっかりという相場つき。リスクオフの否定ではあるけど、リスクオンという感じまででもなく。

 

そんなこんなで東京、普通は買いなんだろうけど、アドバンテストもレーザーテックもまあ気配の高いこと。先物が1000円近い上昇で、ここから指数主導系を追っかけて買う気はさすがに起らず。それでも大型グロース優位ならば、ソニーかと踏んで、13305円で買い指し。売りは必需とか金融と思ったものの、昨日全体にクソミソに売られた末、9月権利前では売る気は起らず。結果はソニーは寄り直後の押し目には刺さらずに取引なし、少し欲張りすぎたか。仕方がない。

 

値動きが大きいので、やりようによっては上手く取れるのかもしれないけど、下手こいて往復びんたを食らうのも嫌なので、無理せずこれで失礼します。