火曜日のアメリカ株はまちまち。ダウ-0.23%、SP500+0.45%、ナス+0.84%、フィリー半導体は+1.19%、ラッセルは-0.13%。ハイイールドは小幅に安く、リートは高値追い。VIXは19.05。米国債は全体に買われて金利低下、30年債は去年12月以来の4%割れで逆イールドが解消というのが定着しつつ。為替は円>ドル>ユーロの順、資源国通貨はやはりさえない。コモディティは原油-4.30%、金+0.40%、銅-1.10%、期待インフレ10年はそこそこに低下して、10年債の金利低下のほうが勝って実質金利10年は+1.62%と去年7月末以来の低水準になる。

 

全体はほぼ拮抗で(値上がり48%、変わらず5%、値下がり47%)、SP500のセクター別では値上がり上位は不動産+1.77%、一般消費財+1.39%、情報技術(IT)+1.23%、値下がり上位はエネルギー-1.92%、金融-0.98%の2つで次は生活必需品+0.00%。

 

原油が安くなるのと、金利が低下するのがリンクしている印象というのが昨日も続いて、どちらも直近では見かけない水準まで下げてきた。日米の金利差の縮小と原油安はそれぞれ円高理由になるので、そういう意味では日本株には厳しい展開。金利低下で金融が、原油安でエネルギーが売られる反面、金利低下では不動産が買われたりと、久しぶりにグロースもしっかりぎみで、催促しつつもちゃっかりと催促の次への展開への動きもあったりと。金利面だけは催促しながらも全体はそこまで悪くもなく、景況感の悪化と利下げへの期待がうまくバランスが取れているような。

 

日本はSQ前の魔の水曜などと言われる日。利上げはなさそうという感じからやはり不動産は買いなのではと、三井不動産を買ってみることに。GM-5.44%、フォード-3.19%で円高ならばとトヨタを売るか、JPモルガン-5.18%、ゴールドマン-4.38%など金融が下げ、日本でも利上げが遠のきそうだからMUFGの売りと考えてはみたものの、気配がなかなか下で、9月権利前ではなあとちょっと気が乗らず見送り。あと原油安で航空株も思ったのだけど、アメリカではアメリカン航空-2.05%、サウスウエスト航空-1.61%、ユナイテッド航空-0.68%と意外に下げているので見送り。

 

結果(税手数料別)

8801 三井不動産

09:00 買い 800株1404.5円

09:01 買い下がり 800株1391円

09:20 決済 800株1399円

09:31 決済 800株1405円

+6800円

 

三井不動産はゆらぎを取ったような感じで、あまり良い取引ではなく。トヨタならばなんとかなったかもしれないが、MUFGだと厳しかった。中途半端に終わったけど、少しでも日銭を貰えたのだからね。

 

円高気味で原油安でということで、日本のガソリン補助金はどうなるのだろうか。日本の指標はドバイなので、アメリカのWTIとは少し違うけど、でも連動はするでしょう。久しぶりに補助金なしで150円とか見れるようになるのかな。このまま円高&原油安が続けば、政府はこれでやめるという良いきっかけが出来たことになるけど、補助金をやめるというのは財政赤字が減って国債発行が減る、無理に日銀が国債買い入れをしなくても済むという連想から円高理由になる。円安理由だったことがどんどん消えて、いままでの反動があちこちで出てくる。1バレル60ドル、ドル円130円だと色々景色が変わるような気がする、株には良くないかもしれないけど、生活感には明らかに良いはずだからね。デフレを推奨しているのではありません、何事もほどほどが肝要ということです。