金曜日のアメリカ株は大きく続落。ダウ-1.01%、SP500-1.73%、ナス-2.55%、フィリー半導体は-4.52%、ラッセルは-1.91%。ハイイールドは下落するものの小幅で、リートも同様と株式との比較では大人しい動きで意外な感じ。VIXは22.38と上昇で、平時の週末とは全く違う動き。米国債は短期中心に金利低下で長期は横ばい。来週のFOMCで0.5%の利下げを催促している印象。為替は円>ドル>ユーロの順、資源国通貨はユーロよりも弱く。円高でもあるが、ドル高でもあるという普通のリスクオフっぽい並び。コモディティは原油-2.10%、金-0.70%、銅-1.50%、期待インフレ10年ごくわずかに上昇し、10年債のごくわずかな低下と合わさって実質金利10年は小幅に低下して、環境的には悪くはなく。
全体は値下がりが多く(値上がり20%、変わらず5%、値下がり75%)、SP500のセクター別では値上がりはなく相対的にマシな順に不動産0.00%、生活必需品-0.31%、ヘルスケア-0.40%、値下がり上位はコミュニケーション-2.90%、一般消費財-2.81%、情報技術(IT)-2.40%。
ブロードコム-10.35%、スーパーマイクロ-6.79%、NXPセミコン4.22%、モノシリックパワー-4.22%、エヌビディア-4.09%、、AMD-3.65%など半導体関連が大きく売られ、金利低下からウェルスファーゴ-5.03%、プルデンシャル-3.85%、メットライフ-3.26%、モルガンスタンレー-2.98%など金融株もさえず。エヌビディアにつられて、アップル-0.70%、マイクロソフト-1.64%、アマゾン-3.65%、メタ-3.21%、アルファベット-4.02%、テスラ-8.45%と大型グロースもさえず。かたや、不動産関連は底堅いし、必需も同様で。ハウスメーカーも金利低下ならばと底堅く。
短期債は買われて催促しながらもそれをよしとする銘柄は底堅いから、指数は下げてはいるものの、悲壮感よりも催促感をより強く感じる。8月の急落は日銀がきっかけだけど、今回はアメリカ発で、日経先物は35150円どころで戻ってきた。アメリカの下げとドル円の掛け算。
今回はアメリカ起因なので、日本がここからさらに独歩安で下げていくとも考えにくく、ましてや先物が1000円超の下げから売るのはさすがに。逆に相対的にマシなものは買われるはずということで、利上げ遠のくから不動産で三井不動産を買うのと、原油安で円高ならばとANAを買う。ついでにANAは優待券狙い用の分も手配する。
8801 三井不動産
09:03 買い 800株1400円
10:03 決済 800株1414円
+11200円
9202 ANA
09:00 買い 800株2930円(現引400株)
09:04 売り 400株2945円(両建て用)
09:05 決済 400株2948円
+7200円(両建て分は除く)
ANAの優待分はSBIの一般信用で逆日歩はなく、貸株料を払っても損はないと。最近はANAの優待券も安くなったのだけど、保険用で持っておくものなのでね。どちらも決済の早売りはいつものことだけど、売り目線は控えたという見立ては当たっているのでこれでよい。日本時間で600円幅で戻りを試してはいるので、今のところは日本発の下げではないな。
やはり日本の期末の需給と選挙?とアメリカの9月後半の需給悪と選挙のつばぜり合いとなる。ただ日本については権利落ち後はしばらく厳しいかもしれない。