水曜日のアメリカ株はまたも最後は垂れて。ダウ-0.60%、SP500-0.77%、ナス-1.05%。フィリー半導体は-3.09%、ラッセルは-1.41%。ハイイールドは小幅高も上髭付きの陰線、リートは反落でこちらも上髭付きの陰線。VIXは27.85と横ばいではあるが、日中に低下していた分が最後は戻ってしまう。米国債は短期が横ばいで中長期は少し金利上昇、逆イールドの解消。為替はドル>ユーロ≧円の順で昨日日中の円安が残ったまま、資源国通貨はしっかりではある。コモディティは原油+2.80%、金+0.03%、銅-1.90%、期待インフレ10年はごく少し低下して、10年債が少し上昇した分が合算されて、実質金利10年は少し上昇となる。

 

全体は値下がりが多く(値上がり33%、変わらず4%、値下がり63%)、SP500のセクター別では値上がり上位は、公益事業+0.55%、エネルギー+0.46%、金融+0.07%、値下がり上位は一般消費財-1.44%、素材-1.39%、情報技術(IT)-1.36%。

 

最近の傾向として、アメリカの終盤に売りが出て垂れるというのが続いて、昨夜も同様で。金利的にはやや上昇ということで、先週末あたりはリセッションだから金利低下で催促させてという雰囲気では、月曜から火曜は金利上昇でソフトランディング期待で上昇でも、水曜は金利上昇ではダメらしい。今朝も何だかちぐはぐだなあと。金利高でナスや半導体がさえないのは辻褄はあっているっぽいが(スーパーマイクロの決算がダメというのもあるのかもしれないが)。

 

色々と考えてみたところで何気に、先物の朝寄りが33800円処と驚くほど安く、ここから半導体を売れと言われてもなあと気が乗らず、買う銘柄も思い浮かばない。すみませんが、今日も見送りで取引なし。ところが後になってみてみると先物は9時過ぎには34800円処まで戻していたので、アドバンテストやエレクトロンは寄り売りでもとれたのか。先物はもう無茶苦茶だな。VIXが40台で高どまっているので、仕方がないところではあるが、それでもなあ。