月曜日のアメリカ株は続伸。ダウ+0.60%、SP500+0.26%、ナス+0.35%。フィリー半導体は+1.42%、ラッセルは+0.25%。ハイイールドは寄り安から陽線で小幅高まで、リートも同様に安寄りからでも陽線で小幅高まで。VIXは12.74。米国債は中長期が少しだけ金利上昇。為替はドル>円>ユーロの順、資源国通貨は反動で強くドルという訳ではない。コモディティは原油+2.90%、金+0.10%、銅+1.30%、期待インフレ10年はごく小幅上昇で、10年債金利が少し金利上昇していて相殺しきれずに、実質金利10年はごく小幅に上昇。

 

全体は少し値下がりが多く(値上がり46%、変わらず6%、値下がり48%)、SP500のセクター別では値上がり上位は公益事業+1.27%、エネルギー+0.71%。コミュニケーション+0.61%、値下がり上位は金融-0.39%、生活必需品-0.22%、素材-0.11%。

 

金利的には小幅ながらも上昇で、それでも全指数はしっかりと。半導体やナスが金利の割に強く、ラッセルは金利上昇でもさっとしているけど多少は切り返しているのでそう悪くもなさそうだけど、積極的に買われているような感じではない。AMD以外の半導体は強く、大型グロースはアップル以外はしっかり。

 

やはり半導体を買おうかということでアドバンテストを5361円で買い指し、少し円安でGM+4.05%やフォード+1.89%としっかりなのでトヨタが気配が大人し目で少し寄り買い、ペプシコ-3.01%、ハーシー-2.52%、クラフトハインツ-2.44%、コナグラフーズ-1.45%から食品必需で日清食品を寄りで売ってみる。

 

 

結果(税手数料別)

2897 日清食品

09:00 売り 200株4129円

09:00 売りあがり 200株4151円

09:03 売りあがり 200株4170円

09:35 売りあがり 400株4180円

10:02 決済 500株4161円

10:06 決済 500株4151円

+6000円

 

7203 トヨタ

09:00 買い 400株3262円

09:17 決済 400株3278円

+6400円

 

39000円の節目を超えたので上に行くのは分かるけど、でも内需の日清が高いのが不可解で。あまり良くないと思いながらも売りあがって、日経が垂れた時に何とか逃げることに。トヨタは早売りだったな。方やアドバンテストは指値には届かずだけど、でもこれが買われてもいないので、うーんという感じで、何ともいかんとも言い難い。

 

 

月曜に景気ウォッチャー調査の5月分が発表になったのでみてみる。

 

以下2月→3月→4月→5月の順

 

季節調整後の現状

51.3→49.8→47.4→45.7

 

家計はもともと低空飛行の住宅が横ばいで、あとは全体に低下傾向。直近まで無双っぽい感じの飲食も低下が大きくなり、全項目50割れでよくない。企業も非製造で45.5、製造業で50.1と小幅に悪化の傾向。雇用も大きく下げて46.0とこちらもとうとう50割れ。

 

季節調整後の先行き

53.0→51.2→48.5→46.3

 

先行きは、家計は住宅が少し回復したものの、他は全て結構な低下。企業も小幅な低下が続いて50割れが続く。雇用の先行きも小幅に悪化するけど、一応は50を超えてはいる。

 

地域別では、現状は新幹線開業効果が一服の北陸が大きく低下で、東海がプラス以外は全体に低下。50を超えているのは東京と沖縄のみ。先行きは、甲信越と中国がプラスであとは全体に低下。沖縄以外は50割れ。

 

これを見る限りは内需は相当ダメっぽい感じで、物価高によるの消費への影響の大きさが垣間見える。

 

さらにOECDの景気先行指数(CLI)が発表されたので見てみることに。一度にやってくると書くのも難儀だけど、定点観測はしないといけないので我慢してまとめる。やはり過去の分が修正はされているので、先月記載の分をカッコ書きにして並列表記。修正されていても傾向を見るのに構わないと思っていたけど、中国が強烈に修正されていて看破ならんので。

 

以下カッコ書きが先月発表の2月→3月→4月でカッコ無しは今月発表の2月→3月→4月→5月

 

日本

(99.88→99.87→99.86)

99.90→99.92→99.94→99.96

 

アメリカ

(99.86→100.05→100.23)

99.86→100.01→100.12→100.20

 

中国

(100.86→100.97→101.14)

100.58→100.58→100.60→100.63

 

ドイツ

(99.47→99.64→99.88)

99.57→99.78→100.03→100.28

 

G20

(100.19→100.29→100.40)

100.12→100.18→100.24→100.31

 

日本は相変わらずのもさっと感、アメリカは加速度が少し低下したのは気にはなる。ドイツは加速に勢いが、中国大きく修正が入って日本と同様にもさっと。G20としては、おおむね加速度合いはそのままか。

 

景気ウォッチャーほどではないけど、日本はさえない感じである。内需がダメで外需がまあまあで足してぼちぼちといったところか。中国もそんな感じなのかも。日本は景気がもさっとの中で利上げという局面だけど、欧州は景況感が良くなる最中に利下げという。中央銀行のかじ取りの優先度がインフレ>景況感なんだろうな。