水曜日のアメリカ株は大きく上昇。ダウ+0.88%、SP500+1.17%、ナス+1.40%。フィリー半導体は+2.88%、ラッセルは+1.16%。ハイイールドは上昇して上値追い、リートも上昇。VIXは12.45と最近見かけない水準まで低下。米国債は全体に大きく金利低下で全体に概ね-0.1%。為替は円>ユーロ>ドルの順、資源国通貨はやはりしっかり。コモディティは原油+0.80%、金+1.50%、銅+0.40%、期待インフレ10年は小幅低下で、10年債金利が大きく低下した分が余裕で勝って、実質金利10年は結構な低下で2.032%まで低下し、4月5日以来の水準に。

 

全体は値上がりが多く(値上がり59%、変わらず5%、値下がり36%)、SP500のセクター別では値上がり上位は情報技術(IT)+2.29%、不動産+1.69%、ヘルスケア+1.44%、値下がりはなく、相対的に弱い順に一般消費財0.00%、生活必需品+0.02%、エネルギー+0.15%。

 

アメリカの4月CPI(消費者物価指数)が概ね予想通りに低下傾向で、小売売上が伸びなかったと。ただし、イースターの祝日が今年は3月で、去年は4月だったので、先月はその分がなかったという理由付けで、悪くはないという判断らしい。インフレが一服っぽい感じであり、景況感もまあまあで、といういいとこどりの金利低下、とうとうSP500も最高値更新と。金利低下なのでグロースには追い風で、半導体もしっかりで。

 

そっちかよ、という意外感があったものの、そういうことならばと考えてみる。半導体の上昇はですよねーという感じではあるけど、さすがに気配が高すぎて寄りでは見送り、押し目があればと監視だけはしてみる、DRホートン+6.49%、レナー+5.25%、パルトグループ+5.08%とアメリカのハウスメーカーが素直に金利低下に反応しているので、ここは住友林業を買うのと、不動産もやはり金利低下でしっかりなので、三井不動産の買い。決算が良かった逆側のMUFGの気配がダメそうだから金利面は今は一服ということなんだろうと。円高でアメリカでも高いヘルスケアを買うのも悪くはないだろうとアステラスの買い。

 

昨日までとは違って、昨夜のアメリカは高値更新のリスクオン(&ゴルディロックス)なので、今日は売りは考えないで。

 

結果(税手数料別)

1911 住友林業

09:00 買い 200株5848円

09:07 決済 200株5888円

+8000円

 

4503 アステラス

09:00 買い 800株1525円

09:33 買い下がり 800株1519円

09:34 決済 800株1522円

09:45 決済 800株1525円

+2400円

 

6857 アドバンテスト

09:36 買い 200株5410円

09:54 決済 200株5505円

+19000円

 

8801 三井不動産

09:00 買い 800株1431円

10:06 決済 800株1431円

0円

 

おおよその買値はいいところで、決済が少し甘めかと。アステラスは的外れだったけど、それでも取引をたくさんできて、それなりに利益が出たので楽しかった。円高で上値がもさっとした感じになるのは仕方ないが、全体は結構弱めで値下がりは多い。円安でもさっとするよりはマシだけど、思っているよりも全体は弱い。

 

OECDの景気先行指数(CLI)が発表されたので見てみることに。やはり過去の分が微妙に修正はされてはいるけど、傾向を見る分には影響がなさそうなので、そのまま記載。

 

以下1月→2月→3月→4月の順

 

日本

99.89→99.88→99.87→99.86

 

アメリカ

99.68→99.86→100.05→100.23

 

中国

100.79→100.86→100.97→101.14

 

ドイツ

99.35→99.47→99.64→99.88

 

G20

100.10→100.19→100.29→100.40

 

日本だけが蚊帳の外で、他は概ね巡航速度は変わらずかやや加速気味の景気上昇という流れ。日本だけが株がもさっとするのはこの数値を見る限りは仕方がない。