木曜日のアメリカ株はまたも半導体が足を引っ張り。ダウ+0.06%、SP500-0.22%、ナス-0.52%。フィリー半導体は-1.66%、ラッセルは-0.31%。ハイイールドは横ばいで、リートも横ばい。VIXは18.00とわずかながらに下落。米国債は全体に金利上昇で短期のほうが少し金利上昇は大き目、2年は4.99%と5%目前に。為替はドル>円>ユーロの順だけど小幅、資源国通貨は弱いが円とユーロといい勝負なのでごく小幅。コモディティは原油0.00%、金+0.40%、銅+2.20%、期待インフレ10年はごく小幅に上昇するものの、金利の上昇度合いが大きく、実質金利10年は2.234%と一昨日の水準まで上昇し、直近の最高値圏。

 

全体は少し値下がりが多く(値上がり46%、変わらず5%、値下がり49%)SP500のセクター別は値上がり上位はコミュニケーション+0.65%、公益事業+0.61%、生活必需品+0.41%、値下がり上位は情報技術(IT)-0.89%、一般消費財-0.71%、資本財・サービス-0.35%。

 

TSMCの決算が出て、好意的に反応して終わった東京時間に対して、アメリカでは否定的になって終わることに。半導体関連は弱い。ただしエヌビディアは+0.76%としっかりで。マイクロソフトや-1.84%、アップル-0.57%、アマゾン-1.14%とさえない一方で、メタ+1.54%、アルファベット+0.37%と大型グロースは分かれる。TSMCは-4.86%で、マイクロン-3.78%、NXPセミコンダクター-3.34%、アプライドマテリアル-2.79%など他の半導体関係も安い銘柄が目立つ。

 

昨日の上げの否定形ならば、基本的にはダメな相場なんだけど、それは半導体に限った話で(日経も同様)、他はそこまで全面安という訳でもなく。一応ざっと見ると金融系がこじっかりなので、MUFGを買ってみようかと。

 

 

結果(税手数料別)

8306 MUFG

09:00 買い 600株1520.5円

09:17 買い下がり 600株1513円

09:37 買い下がり 600株1505.5円

09:45 決済 1800株1514円

+1800円

 

そもそも買ってはいけない日であったものの、一応は逃げられたのはまだ銘柄選択はマシだったということか。最初から日経を寄りで売れよという話である。もさもさとこちらで記事を書いているうちに、日経が急落して何事だと思って調べてみると、イスラエルがイランに空爆という話が出ているらしい。

 

仕方がなく英語も分からないのにブルームバーグをじっと見入ると、

 

イスラエルのミサイルがイランに着弾したとアメリカが公式に発表したとアメリカのABCが報じていると。(ISRAELI MISSILES HIT IRAN SITE、US OFFICIAL SAYS:ABC)

 

さらに、ブルームバーグを見ると、

 

イランはイスラエルの攻撃が(イランの)核政策を変えると(IRAN SAYS ISURAELI THREATS MAY SPARK SHIFT NUCLEAR POLICY)。核兵器で云々というのをちらつかせる内容。

 

他には、AP通信はエミレーツ航空はドバイ便がイラン西側を避けていると(EMIRATES、FLYDUBAI DIVERT AROUND WESTERN IRAN:AP)。民間機は紛争地域は避けると。

 

国営テレビはイランの中央部イスファハン州で大きい爆発と(HEAVY BLAST IN IRANS CENTRAL ISFAHAN PROVINCE:STATE TV)。

 

市場は喧嘩はするけど、予定調和な内容だという折り込みだったろうから、こういう形でとなるとどう折り込むのかわからんけど、ちょっときついな。あまりに緊張が増すと、ポジションの決済で強烈なアンワインドとなると、けっこうきつい円高に揺り戻す可能性があるかも。遠くの戦争は買いという意見はあるけど、ポジションをもっている側の事情もあるからね。地理的に近い欧州は特にきついような。