金曜日のアメリカ株は下落。ダウ-1.24%、SP500-1.46%、ナス-1.62%。フィリー半導体は-3.29%、ラッセルは-1.93%。ハイイールドはほぼ横ばいで、リートは下落。VIXは17.31と久しぶりに見た数値。米国債は全体に金利低下で限月の長短にかかわらず-0.5%~-0.7%程度に満遍なく。為替はドル≧円>ユーロの順、資源国通貨はユーロよりも弱く、ドル高であり円高。コモディティは原油+0.80%、金+0.10%、銅+0.10%、期待インフレ10年はごく小幅に低下で、金利が低下がしたので、実質金利10年は上げ一服。

 

全体は値下がりが多く(値上がり17%、変わらず4%、値下がり79%)SP500のセクター別はすべてが値下がりで、相対的にマシな順に公益事業-0.74%、生活必需品-0.91%、不動産-1.04%、値下がり上位は、素材-1.77%、情報技術(IT)-1.64%、一般消費財-1.61%。

 

全面安っぽいけど、あえて言えば直近の上昇が大きいもの(例えば半導体)のほうが下げが大きいかなという印象。戦争ならば原油は急騰しそうだけど、そういう感じでもなく。米債に資金が流れて、戦争警戒でいわゆるリスクオフという感じ。

 

現実には週末にイランからイスラエルに攻撃という報道がされたものの、取引の薄い週明けの極東時間では大騒ぎにはなっておらず、原油は平静である。幸い大きい被害も出ていないようで。こういう中東問題を日本時間で消化させるというのは、非常に難しい話と。

 

気配の安い半導体を売るのもなあと憚られ、アメリカでは軍需関係が買われてはいない(L3ハリス+0.15%、ロッキードマーティン-0.33%、ノースロップグラマン-0.41%、レイセオン-0.67%)けど、それでも値もちはまだよさそうで。試しに気配を見ると三菱重工が結構な売り気配で、この押しを拾おうかなという感じで三菱重工に買い指しを入れてみる。金利低下でハウスメーカーはしっかりだけど、いまいちしっくりこないので見送り。

 

結果(税手数料別)

7011 三菱重工

09:00 買い 800株1362.5円

09:52 決済 800株1381円

+14800円

 

買い指しが1368円だったので、思いの他寄りで安く約定して楽な展開に。寄って跳ねた所で決済して再度買い下がれればベストなのかもしれないけど、含み損がないままだったので精神的にはじっと待てる展開で粘り込み、相応に利益は確保、だけどもう少しは取れたか。それでも乱高下の最中に少しでも利益を取れたのはありがたい。

 

こういう中東情勢でどちらが先というのも中々わかりにくいけど、イラン側が作戦終了ということで、本気で戦争をしたい訳ではないけど、国としての体裁というかプライドというかそういうのは意識はしているっぽい。攻撃したものがほぼほぼ迎撃されるというのは、本気で攻撃しているっぽくないのよね。相手方にダメージを負わせたいならば、迎撃されるような打ち方はしないはず。これでボールはイスラエル側が持つことに。アメリカはイスラエルをなだめることができるか。