木曜日のアメリカ株はFOMC後の失速が続いて続落。ダウ-1.08%、SP500-1.64%、ナス-1.82%。フィリー半導体は-1.76%、ラッセルは-1.66%。ハイイールドは窓をあけて陰線を伴って下落し、リートも窓を開けこちらは大きい陰線。VIXは17.54。米国債は短期は小幅に金利低下も中長期は0.1%を超える金利上昇。為替は円>ドル=ユーロの順、資源国通貨は弱いまま。コモディティ関連は原油-0.70%、銅-2.10%、金-1.40%。期待インフレ10年は小幅に上昇したものの、10年債の利回りが上昇が大きくて相殺できず、実質金利10年はまたも結構な上昇となり+2.114%とここ数年の最高値をさらに更新。

 

全体は値下がりが多く(値上がり22%、変わらず4%、値下がり74%)、SP500のセクター別ではすべてが値下がりで、相対的にマシな順にヘルスケア-0.92%、公益事業-1.08%、生活必需品-1.31%、値下がり上位は不動産-3.48%、一般消費財-2.88%、素材-2.04%。

 

短期金利はやや低下して、長いものは金利上昇で。短期の金利を見て円高ということなのだろうか。あるいは、日本の年金等金法の日本国債購入への布石とすれば、動きは辻褄があう。それに日本円と金は連動しやすいイメージなんだけど、逆行しているのは珍しい。2年で年利5%を貰えるならばという発想は、リスクの割には分がいいような気がするので、わからんではない。必需や公益はまだディフェンシブとしての動きなんだけど(これも国債利回りとの比較で本当によいのかどうかは何とも言えない気がするのだけど)、金利高ではさすがに不動産関連はダメ。金利耐性の強そうなダウ側もダメっぽく、景況感の悪化もあるのか、基本は全体に安い印象。

 

すでに先物が32000円(現物で32220円相当か)くらいで、売れるのはと探すと。コモディティの中でも銅など金属関連が安いので、5713住友金属鉱山の売り、ハウスメーカーがさえないので、1911住友林業の売りだけど気配が低いので売り指し、買いは無難にディフェンシブの食品で日清食品。

 

 

 

結果(税手数料別)

2897 日清食品

09:00 買い 200株12175円

09:06 買い下がり 200株12145円

09:13 枚数調整 200株12165円

10:00 決済 200株12165円

+2000円

 

5713 住友金属鉱山

09:00 売り 400株4641円

09:04 売り上がり 400株4655円

09:09 決済 400株4642円

09:16 決済 400株4631円

+9200円

 

住友林業は指値3998円に刺さらずそのまま取り消し。日清は欲深指値で中途半端な感じで終わり、逆に住友金属鉱山は指値が全然甘く薄利に終わりと。一応は日銭を貰えたのでありがたいのだけど、海外の下落よりも関心は日銀会合に動いている印象。日清をもう少しとも思ったのだけど、中国も開くし関心は日銀ならばと諦めることに。

 

日銀会合の結果次第とはいっても、維持でしょう。ただ将来の利上げ(マイナス金利の解除)は示唆するだろうけど。それでの動きは見えないのだけど、前述の米債売り日本債買いとかを考えると、為替がこれ以上円安に振れるとは考えにくいのだけど。昨今の内需の低PBRだったり安定配当株を買うというのは、筋道からいえばわかる気がする。