金曜日のアメリカ株はしっかり。ダウ+0.97%、SP500+0.61%、ナス+0.33%、フィリー半導体は+0.79%、ラッセルは+2.08%。ハイイールドは小じっかり、リートもこじっかり。VIXは20.46。米国債は大きくは動かないがわずかに金利上昇。為替はドル>ユーロ≧円の順、資源国通貨はドルよりもしっかり。コモディティは原油-0.40%、金+1.40%、銅+1.50%。期待インフレ10年は変わらず。米国債の金利上昇が少しあった分だけ、実質金利10年はごくわずかに上昇する。

 

全体は値上がりが多く(値上がり73%、変わらず4%、値下がり23%)、SP500のセクター別では値上がり上位は金融+1.95%、資本財・サービス+1.79%、不動産+1.06%、値下がり上位は一般消費財-0.41%、情報技術(IT)-0.03%の2つで次点はエネルギー+0.48%。

 

JPモルガンの決算がよく、金融株を中心にしっかりで、それでも不動産も高いという、景気がそこまで悪くないけど利下げはあるというソフトランディングになるのを前提に突っ切っての株高に。金融が高いことから景況感の期待度が高まり小型株もしっかりで、いいとこどりの相場に。ただしテスラだけは無人タクシーの期待に応えられずさえなく-8.78%で大型グロースだけはやや甘い感じに。全体に強い感じなのは間違いないけど、指数的には高値圏だからか、そう目立って高いわけではない。選挙前でVIXが高めではあるけど、値動き自体は大きくはなく、このVIXの水準で使うのは憚れるものの、ゴルディロックスっぽい感じではある。日経先物は39750円どころ。

 

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月曜日のアメリカ株はふわりと上昇。ダウ+0.47%、SP500+0.77%、ナス+0.87%、フィリー半導体は+1.80%、ラッセルは+0.65%。ハイイールドは続伸、リートも続伸。VIXは19.70。米国債は休場。為替はユーロ>ドル>円の順、資源国通貨はしっかりで、円安でもあるがドル安。コモディティは原油-2.30%、金-0.40%、銅-2.00%。期待インフレ10年は休み。

 

全体は値上がりが多く(値上がり55%、変わらず5%、値下がり40%)、SP500のセクター別では値上がり上位は情報技術(IT)+1.36%、公益事業+1.29%、不動産+0.68%、値下がり上位はエネルギー-0.10%のみで、相対的に弱い順に一般消費財+0.24%、生活必需品+0.42%。

 

なんで現地月曜の日中に大リーグの地区優勝戦かと思ったら、アメリカはコロンブスデーという祝日らしい。債券が休みなのはそういうこと。ただし株式は取引があって、イベントがなく突発的な事故や事件もないから薄い所をふわふわと上昇。

 

何もなければ上がるのは日本も同様だけど、買いは金融か半導体関連で、気配があまりにも高すぎるのでMUFGを1576円で買い指し、同様に気配が高いのでアドバンテストを7902円で買い指し。売りは素材系がややさえないようで、住友金属鉱山を成りで売ってみる。

 

結果(税手数料別)

5713 住友金属鉱山

09:00 売り 400株4405円

09:04 決済 400株4361円

+17600円

 

MUFGとアドバンテスト特買いで、MUFGは寄り買いではダメで、アドバンテストは逆に寄りで買わないといけなかった。唯一約定した住友金属鉱山は上手く取れたので日銭だけは確保できた。今見ると戻っているので、結構な薄氷、危なかったな。

 

しかし日経平均は40000円の大台を回復と、選挙期間は堅いというのをかなり先取りしているような。

木曜日のアメリカ株は底堅く上値も重く。ダウ-0.14%、SP500-0.21%、ナス-0.05%、フィリー半導体は-0.53%、ラッセルは-0.64%。ハイイールドは小動き、リートは少し安く。VIXは20.93。米国債は短期はやや金利低下し、中長期はごくわずかに金利上昇、イールドカーブが立つ感じ。為替は円>ドル≧ユーロの順、資源国通貨はしっかり。コモディティは原油+3.60%、金+0.50%、銅+0.60%。期待インフレ10年は少し上昇で、7月19日以来の2.32%まで。米国債の金利上昇はほぼなく、実質金利10年はやや低下する。

 

全体は値下がりが多く(値上がり38%、変わらず5%、値下がり57%)、SP500のセクター別では値上がり上位はエネルギー+0.79%、素材+0.21%、情報技術(IT)+0.08%、値下がり上位は不動産-0.89%、コミュニケーション-0.61%、資本財・サービス-0.54%。

 

アメリカのCPI(消費者物価指数)が予想よりやや高めということではあるものの、ある程度は警戒されていたことで、そういった意味では想定内ということで金利はやや低下に。新規失業保険申請は増加と意外な感じではあるものの、ハリケーンだったりストだったりと、正当に理由づけされる。おっかなびっくりで迎えて無風という結果になるけど、水曜に先に上げた株式は重く、水曜に売られた債券は短期は買われるという。

 

こういう結果を見て、株式は前述の通りでやや上値は重いが売られもせず。原油が高くなっているので期待インフレは高い水準になって、ちょっとインフレの芽が出始めているのは少し嫌な感じではあるが、それに気を留める人はまだいない様子。

 

アメリカの個別を見ると、何かがというのは意外と思い浮かばず。日本ではSQの清算日なので、気配がめちゃくちゃで。一応目についたのは素材系がやや高いというところから、住友金属鉱山を4362円で買い指しを入れるものの、気配が逆に高くて全然約定せず、空振りもいいところで今日も取引なし。やる気がない訳ではないけど、これといったのがない以上は無理しない。

 

10月のSQ値は、39701円と高く決まって10時の時点では幻にはなるけど、無茶苦茶に高いという訳でもなく、寄ってからは底堅い。日米ともに選挙前ではあるものの、やはりアメリカ次第か。

水曜日のアメリカ株は続伸。ダウ+1.03%、SP500+0.71%、ナス+0.60%、フィリー半導体は+1.06%、ラッセルは+0.24%。ハイイールドは小動き、リートも小動き。VIXは20.86。米国債は全体に売られて金利上昇、2年は4%を超える。為替はドル>ユーロ>円の順、資源国通貨は大きくは動かず、ただしニュージーランドは利下げで売られる。コモディティは原油-0.40%、金-0.40%、銅-1.30%。期待インフレ10年は少し上昇で、米国債の金利上昇のほうが大きくて相殺できずに実質金利10年は小幅に上昇。

 

全体は値上がりが多く(値上がり50%、変わらず5%、値下がり45%)、SP500のセクター別では値上がり上位はヘルスケア+1.02%、情報技術(IT)+1.01%、資本財・サービス+0.92%、値下がり上位は公益事業-0.88%、コミュニケーション-0.54%の2つで次点は不動産+0.03%。

 

鉄火場上海は大きく下げるものの、取引が終わると欧州時間以降はあまり関係なくなるという。金利が上昇の基調が続いているが、株式はとうとうSP500で高値を更新することに、とはいえ金利高を嫌がるラッセル2000は垂れており、値上がりの銘柄数は抜けて多い訳ではなく。今夜はCPIもあるけど、大統領選挙も控えていてVIXも低下したとはいっても20台でゴルディロックスっぽくはない。よくわからんというか、おっかないというか。

 

日経先物は39700円で戻ってきて、確かに高値追いしたのだから、日経もということにはなるけども、何とも違和感があるのも事実で。アメリカを見ても、クルーズ御三家が値上がり上位を占めているけど、どうもここからの連想はつかない。アメリカで金利上昇気味ならば、日本でも余波で利上げの思惑ということで、アメリカでもさえない不動産から三井不動産を売り、JPM+1.27%、バンカメ+0.65%、シティ+1.39%、GS+1.73と金融はしっかり目なので、MUFGを買おうかと、ただ気配が高いので押し目狙い。

 

8306 MUFG

09:03 買い 800株1520円

09:43 決済 800株1523円

+2400円

 

8801 三井不動産

09:00 売り 800株1382円

09:04 売りあがり 800株1388円

09:09 決済 800株1382円

09:23 売りあがり 800株1395円

09:43 決済 1600株1390円

+2400円

 

一応は少し取れたのだけど、含み損の時間も多く、薄利て撤退することに。粘ればもう少しそれぞれで取れたのかもしれないが、どうも気が乗らずというか。

 

おととい火曜に発表になった景気ウォッチャー調査を遅ればせながら。

 

以下6月→7月→8月→9月の順

 

季節調整後の現状

47.0→47.5→49.0→47.8

家計が全般に低調で、逆に企業の製造業はしっかりと先月と逆。家計の中でも外食だけはしっかりで、大手外食チェーンが全般的に9月月次は好調なのを裏付けている。

 

季節調整後の先行き

47.9→48.3→50.3→49.7

先月の反動っぽい動きで全体に少し弱め、ただ企業の製造業は50台は回復してはいる。現状も先行も8月の円高で動いた分が少し揺り戻したような印象。

 

地域別では現状は、沖縄が台風の影響か大きく低下し、先月の反動で甲信越も低下が目立つ。北関東と四国はしっかり。先行きは北海道と沖縄、北陸がやや弱めで、他はぼちぼち。

 

少なくとも、景況感だけで日本株が独歩高するような感じではなさそう。

 

これで終わりにしようかと思ったら、OECDの景気先行指数も発表されていたので、こちらも。修正が入っているっぽいので、比較する意味で先月次点の6月から8月をカッコ内に記載し、カッコなしで6月から9月を記載。

 

日本

(100.03→100.00→99.93)

100.06→100.09→100.11→100.14

 

アメリカ

(100.02→99.99→99.97)

100.01→100.01→100.04→100.09

 

中国

(100.23→100.23→100.24)

99.94→99.90→99.86→99.83

 

ドイツ

(100.16→100.19→100.19)

100.22→100.28→100.31→100.31

 

G20

(100.25→100.28→100.31)

100.14→100.17→100.21→100.25

 

毎月修正されるから最近どうなんだと思っているが、一応先月の数字を見る感じでは、日本とアメリカは回復傾向に修正されて、ドイツは頭打ち、中国は下降にと。

 

こういうのを見ると金利的な低下傾向もあるユーロがもう少し売られても良いような気がするのだけどな。ユーロドルでパリティとか。

 

長くなりましたが、これで終わります。