みなさま、こんにちは
アルファサポート行政書士事務所の佐久間です
先日、オーストラリアの永住権の要件に「英語力」が追加されるというニュースをみました。
記事によれば、オーストラリアの永住権が許可されるためには、
英語の能力か、英語を学んだ相応の努力を示すことが必要になるとされており、
努力を示す方法の一例としては、
政府が提供する英語教室で500時間学ぶことが挙げられているとのこと。
面白いのは、必ずしも英語力が身についていなくても、
英語を学ぶ努力をすれば良いというところですが、
いずれにせよ、オーストラリア政府としては、
永住者となる以上は英語を身につけて欲しいということなのでしょう。
日本の場合は帰化するときには日本語力が問われますが、永住権申請の場合は
日本語がまったくできなくても構いません。
しかしイギリスでは永住権ではなく配偶者ビザ取得の時点で「英語力」の立証を求めるくらいですので、
日本に永住するのであれば最低限の日本語を身につけてくださいということは、
あながち無理難題とはいえないでしょう。
日本の配偶者ビザの場合には、言語力よりも経済力のほうが問題になることが多いです。
先のニュースは「愛には英語が必要、努力示せ? 豪州が永住資格要件変更」という題でしたが、
日本の配偶者ビザ申請の場合には、「愛には経済力が必要」ということになります。
もちろん日本だけでなく他国においても、配偶者ビザの取得にあたって経済力を求めることは広く行われており、
イギリスの収入にかんする要件は厳しく、
イギリスの配偶者ビザが不許可になったので日本で暮らすこととなったとおっしゃる
イギリス人と日本人のご夫婦の配偶者ビザ申請を、年に複数組お手伝いしています。
そういえばパキスタンには婚資(マフル)という制度があり、男性が経済力をつけるまではなかなか結婚できず、
パキスタンでは30代半ばになってようやく結婚できるカップルが多いのだとか。
日本政府も基本的には「結婚を維持するためには経済力が不可欠」との考えなので、
経済力がない=結婚の継続力がないということで、
配偶者ビザが不許可になることがあります。
国際カップルが愛を貫徹し維持するのもなかなか大変です・・・
ではまた
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〇参考ニュース:「愛には英語が必要、努力示せ? 豪州が永住資格要件変更」
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