皆さま、こんばんは。料理家でワインスペシャリストの沢樹舞です。

 

昨日は、大暑と薬膳と夏野菜のことをちょっとお話ししました。

 

わたしが食のプロのために運営している講座




 

こちらでは、薬膳を新しい解釈で捉えた「ヌーヴェル薬膳」をベースに

 

料理のレシピ、献立やコースの組み立て、ワインとのマリアージュをお教えしています。

 

なので料理のジャンルも、薬膳とは言いつつ、中国料理には止まらず

 

和食、フレンチ、イタリアン、エスニックと、自由自在に裾野を広げています。

 

 

例えば・・

 

薬膳的な効能で夏の食材を捉えると、

 

この時期の薬膳のポイント3つ

 

 ①身体の余分な熱を冷ます

 ②体をうるおす 

③胃腸を整える (⇒栄養の吸収を良くして気を補う)

 

なので、この時期に摂りたい食材は下記のようになります。

 

 

★体の熱を冷ます食材  トマト・ナス・キュウリ・スイカなど

 

★体をうるおす食材  豆腐・白きくらげ・豚肉・鶏肉、卵・牛乳など

 

★脾を整え気を補う食材  米・いも類・きのこ類・いわし・肉類など

 

 

暑さが体調不良を起こす因子となる「暑邪」に夏野菜が有効だとご紹介したのは、

 

このような理由があるからです。

 

 

・・で、こうした夏野菜を丸っといただける料理として真っ先に思いつくのが

 

『ラタトゥイユ』

 

南仏プロヴァンスの郷土料理ですが、今や日本でもすっかりお馴染みの料理です。

 

わたしもラタトゥイユは得意料理のひとつでしたが、

 

そのレシピを研究するうちに、

 

本場のラタトゥイユはこれまで思っていたのと随分と作り方も目指す味わいも違うことを知りました。

 

例えば

 

・ラタトゥイユはトマト煮じゃない!

 

・ラタトゥイユはクタクタと煮すぎない!

 

・ラタトゥイユはコンソメを使わない!

 

・・・などなど・・・



今月のわたしの料理教室では、できる限り、現地の味を再現すべく、

 

でも、できる限り簡単に・・・というレシピをご紹介して

 

ご参加くださった皆さまは、もう、目から鱗・・とおっしゃっていました。




 

 

そんな夏野菜を使った定番料理のラタトゥイユ。

 

薬膳という視点から見ても、この厳しい夏の暑さを乗り切るのに、

 

理想的なお料理なのですね。



薬膳と南仏プロヴァンス・・・一見結びつきがささそうで、実はとても理にかなってる。

 

そんな料理を、これからもご紹介していこうと思っています。

 

昨日も、畑で収穫した夏野菜でラタトゥイユを作りました!



おいしく食べて、厳しい夏を乗り切るぞ〜〜〜!



8月の料理教室では、暑さを乗り切る中国料理をお届けします!


もちろん、薬膳をベースに、夏野菜たっぷりで。


各レッスン、残り僅か。ご興味あれば是非お問い合わせください。