死ぬまでに撮って欲しい人!

そう密かに願ってるカメラマン半沢克夫さんの写真展&トークショーに行ってきました。

今回の写真展のタイトルは

「ON THE WAY」

半沢さんが80年代後半に手掛けたJTのシリーズ広告「ヒューマンスパイス」、

ニューオーリンズを中心に約ひと月の間に撮影した写真のオリジナルプリントです。


アートディレクターの福田昭彦さんと、僅かなスタッフと共に、旅するように敢行されたロケ。

この日は、その福田さんと半沢さんによるトークショーがあり、そのロケでの様々なエピソードを伺うことができました。


被写体となったのは、行く先々で偶然に出会った市井の人々なのだとか。


まだ、人種差別が色濃く残る南部で、世界情勢はもちろん日本の場所も知らず、一生をその町で送る人々。

古きアメリカの圧倒的なリアリティーが、30年経った今も色褪せることなく、ドカーンと目の前に迫ってきます。



半沢さんは、長きに渡り、広告の世界の第一線を走り続ける方です。

時代を超えて、やっぱりこの方の写真は突き抜けてる。

これまでもたくさんの素晴らしいカメラマンの方々と仕事をしたけれど、

どうしでまだ半沢さんに撮ってもらっていないのか不思議で仕方がないのです。

でも、それがきっと、巡り合わせなんだと思います。

今年は叶うといいなー。

ありきたりな、ニコニコキレーなお写真は別にもう良いんです(笑)。

今のわたしを、ザクっと撮っていただけたらいいなー。

楽しみだな。


ちなみにツーショットの記念写真は、アートディレクターの福田昭彦さんにお願いしてしまいました。



…まことにもって恐縮です(笑)。


半沢克夫『ON THE WAY』

会期:2/26(火)〜3/16(土)

会場:zakura 渋谷区桜丘町14-5-103

tel:03-6427-0369